くにゅーニュース(2009年1月)
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1ドル90円が続く?

2008年の為替相場は、1ドル90円台で幕を降ろした。
        
昨年12月、アメリカのFRB・連邦公開市場委員会が、政策金利を大幅に利下げした後、円高となり、一時は1ドル87円台に。
その後、日銀が政策金利を年0.1%に引き下げると、円高も一段落し、90円台に戻った。
        
2009年は、この1ドル90円台でスタートするわけであるが、
・さらに円高がすすむという意見。
・今度は円安。
・このままの水準という意見。
など、専門家の意見も分かれている。
       
【円高がすすむ派】
日本の景気も良くないが、アメリカはそれ以上に悪い。
アメリカ政府は、これからも不良債権処理のため、巨額の資金を投入しなければならない。
(多額の資金を支出することに)
その結果、ドルの価値は下がり、円高がすすむ。

さらに、ビッグ3問題。
アメリカ自動車メーカー3社を助けるためには、円高の方がいい。
アメリカ政府がビッグ3を助けるため、円高に誘導するのでは、という意見。

【円安に動く派】
円高に振れた原因は、「サブプライム問題の影響が少なくて済んだ」という消極的な理由。
貿易国家である日本は、いずれ、他国と同じだけの影響が。
つまり、一周遅れで影響が出てくる。その結果、円安に向かうという意見である。

さらに、オバマ次期大統領と有事。
1月20日に大統領就任式が行われ、アメリカの新大統領が誕生する。
未知数だが、期待できるのでは、との意見。
12月27日から始まった、イスラエルによるガザ地区への大規模な空爆で、中東情勢が緊迫。
となれば、「有事のドル」。
ドル高に動く、というわけである。

【変わらない派】
アメリカ、日本とも、ゼロ金利と言ってもいいほど、政策金利を下げている。
その上、両国とも資金を市場にジャブジャブと投入している。

この状況(日米とも同じ金融政策)において、1ドル90円台で安定。
どちらかが、金融政策を動かさない限り、この辺りの為替レートが続くという意見。
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