☆中国漁船、体当たり事件幕引き
2011年1月21日、東京、那覇両地検が、神戸海上保安部の海上保安官を、不起訴処分(起訴猶予)にしたと発表。
同保安官は、中国漁船体当たりのビデオを、動画投稿サイト「ユーチューブ」に流出させたとして、国家公務員法(守秘義務)違反容疑で書類送検されていた。
また、東シナ海の尖閣諸島沖(日本領海上)で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)の巡視船「みずき」に、体当たりをした中国漁船の船長も、不起訴処分(起訴猶予)にしたと発表。
事実上、これで中国の漁船、巡視船に体当たり事件は、幕引きとなった。
しかし、今回の事件は中国による、日本への侵略との意見も強く…。
(共産党一党支配の独裁国家では、国民は共産党、軍の所有物)
毅然とした態度を取れなかった政府は、将来に禍根を残した。
【中国漁船体当たりのビデオ流出事件】
2010年11月4日深夜、尖閣諸島沖で、中国の漁船が巡視船に体当たりしてきた事件のビデオが、YouTube上に投稿された。
流出したビデオは6本で、合わせて45分弱。
(実際のビデオは2時間以上あると言われているが、今回、流出したのは衝突のシーンまで)
『本当の尖閣』、『尖閣の真実』、『尖閣侵略の真実』などのタイトルが付けられ、中国漁船が巡視船に体当たりしたシーン(わざとぶつかってきている)が、はっきりと収録されている。
その後、このビデオは、神戸海上保安部の海上保安官が流出させたと申し出。
これを受け、警視庁と東京地検が、任意で事情を。
ビデオ流出が、国家公務員法違反に問えるかは微妙。
公務員の守秘義務にあたるかどうかが、微妙であるため。
【中国の漁船、巡視船に体当たり事件経緯】
9月7日、東シナ海の尖閣諸島沖(日本領海上)で、石垣海上保安部(沖縄県石垣市)の巡視船「みずき」が、中国漁船を確認。
立ち入り検査のため、停船命令を出した。
ところが、中国漁船は命令に従わず、逃走。
最後には、巡視船に体当たりを。
同保安部は、公務執行妨害の疑いで、中国人船長、せん其雄(せん・きゆう、41)を逮捕。
後日、中国が、船長の解放を求めて、激しく抗議。
9月24日、那覇地検は、処分保留で釈放した。
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