くにゅーニュース(2011年1月)
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☆鳥インフルエンザ対策の徹底を

2011年1月26日、農林水産省が、高病原性鳥インフルエンザ対策の強化を呼びかけた。

宮崎県で2例、鹿児島県で1例、相次いで、高病原性鳥インフルエンザ感染が確認されたため。

【高病原性鳥インフルエンザ】
伝染力が強く、死亡率の高い伝染病。
日本では、2004年1月、山口県下の採卵養鶏場で発生したあと、大分県、京都府、茨城県、埼玉県、宮崎県、岡山県で確認された。
(日本では79年間ぶりの発生)
アジア地域では、感染が頻発している。

なお、一部の地域で、ヒトへの感染例も報告された。

【高病原性鳥インフルエンザ対策】
1、人・車輌等による侵入の防止
・なるべく外来者を入れない。
・消毒の徹底。

2、野鳥・野生動物による侵入の防止
・鶏舎には2cm角以下の網目の防鳥ネットを上から覆う。
・防鳥ネットの補修を欠かさず。
(宮崎の養鶏場では、防鳥ネットが一部破損していた)
・間隙を塞ぎ、ネズミの侵入を防止。
・ネズミを見つけた場合、捕獲装置の設置、殺鼠剤の使用により駆除。
・鶏舎周辺、農場敷地周縁及び農場内道路へ消石灰を散布。
・鶏舎の中に入ったら、すぐに扉を閉める。

3、飲用水・飼料の汚染による侵入の防止
・新鮮な水道水を使う。
・水道水以外を使用する場合、鶏が飲む時に遊離塩素濃度が0.1ppm以上含まれるよう調整。
・飼料タンク付近は、常に清潔を保つ。
・倉庫等では、野鳥等の侵入防止、ネズミの駆除を行う。

4、鶏舎内外の整理・整頓・清掃
・鶏舎内外の整理・整頓・清掃や草刈り、木の伐採。
(ネズミや野鳥の繁殖場所を失くす)

5、鶏の健康管理及び取扱い
・健康な鶏の導入や、死亡鶏の適切な処理を行う。
・鶏舎内の環境整備(適正な飼養羽数と良い換気)や、適正な飼料の給与。

6、鶏糞の処理
・鶏糞は、農場内で適切な水分管理をして、十分に発酵させる。
(中心温度が70℃以上に)
・農場外に持ち出す場合は、病原体の拡散させないように注意。
・鶏糞処理施設にも、防鳥ネットを。
ニュース INDEX.2011年1月
★経済・国内
『鳥インフルエンザ』

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