くにゅーニュース(2011年11月)
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ギリシャ、大連立へ

2011年11月6日、ギリシャの与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)と野党・新民主主義党(ND)が大連立することで合意したと、大統領府が発表。

ギリシャのパプリアス大統領の仲介で、同日、両党のトップが話し合い、決定した。
また、パパンドレウ首相は、大連立政権の首相にならないとも発表。
(パパンドレウ首相は辞任する)

大連立政権ができれば、ギリシャ国内は安定すると見られるが…。
(混乱は避けられる見通し)

「まだまだ、何とも言えない」
専門家からは、そういう意見が。
これまでも二転三転しているため、これで、ギリシャ問題が解決に向かうのかどうかは、何とも言えないようである。

【ギリシャ問題】
財政赤字が、国内総生産(GDP)の13%近くに。
債務残高も国内総生産の113%。
(ギリシャ債務残高…3500億ユーロ。約35兆円)
そのため、デフォルト状態に陥る。

欧州連合が救済に。
2011年10月27日、欧州連合が、ギリシャ支援策等で合意
<合意内容>
・ギリシア国債を保有する銀行に、元本の50%削減を求める。
・来年6月末までに、銀行の自己資本比率を9%へと引き上げる。
・ヨーロッパ金融安定化基金を、1兆ユーロに拡充する。
など。


ところが、2011年11月1日、ギリシャ・パパンドレウ首相が、支援策を受け入れるかどうか、国民投票に掛ける考えを示す。
(支援策は、大幅な財政削減を求めているため)
これに対して、ドイツやフランスなど他国からの批判が高まる。
(助けてもらう側なのに、注文ばかりつけるため)
11月4日、批判を受け、ギリシア政府が国民投票を行わないと発表。
(批判を受け、ギリシア政府が撤回した形)

【ギリシャ共和国】
通称、ギリシャ。
ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する共和制国家。
国土は、バルカン半島の領土と約3000の島によって構成される。
人口は、1千1百万人強。
産業は、農業、鉱業、工業、輸送業、観光。
中でも、観光、海運業、移民からの送金が、ギリシャの三大収入源となっている。
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