Qnewニュース

株価、一服

2011年12月6日、東京株式市場・日経平均株価の終値は、前日比-120.82円の8575.16円。

株価下落については、関係者から「先週、株価上昇が続いた反動」との意見が出ています。

【主な株安要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、イタリア、ポルトガル、スペインなどユーロ圏全体に波及。
この信用不安が日本の株式市場にも影響。

2、アメリカ経済・財務が良くない
原油価格の高騰などの原因で、アメリカの貿易赤字が500億ドル前後となっています。
さらに、連邦政府の債務が巨額となっており、この2つの赤字が、アメリカ株式市場の下落につながっています。
 
このアメリカの状況が、日本市場にも悪影響を及ぼしています(俗に株安連鎖と呼ばれています)。

3、円高
ヨーロッパの信用不安、アメリカの景気悪化を受け、為替市場が円高となっています。
     
円高は日本の輸出産業(自動車、電機など)の収益悪化となり、結果、輸出割合の高い企業の株が売られ、相場全体を下げることになっています。

4、現物市場への資金の流出
世界経済の悪化を受け、投資家が株式市場から、より安全な現物市場(金など)へ資金を移動させた影響。