☆トヨタの電子制御、問題なし
2011年2月8日(現地時間)、アメリカ運輸省は、トヨタ車の電子制御システムに問題はなかったと発表。
記者会見したラフード米運輸長官は、トヨタが調査に協力的であったとも述べた。
結局、トヨタ車の急加速問題は、運転手のペダルの踏み間違い、フロアマットの不具合、アクセルペダルの不具合の3つが原因と、はっきりした(トヨタの主張どおり)。
専門家からは、トヨタのリコール届けの遅れが、事件を大きくした。
また、運転手のペダルの踏み間違いは、今後の課題であると。
構造的に踏み間違いが起こる、可能性があるため。
だから、システム的に改善する必要があり、たとえば、ブレーキをハンドルのところに(ブレーキは手で操作する)など、業界全体で考えていかなければと。
【トヨタ車の急加速問題】
2007年以降、アメリカのトヨタユーザーから、「アクセルペダルの戻りが悪い」、「急加速する」という苦情が多数寄せられた。
また、ヨーロッパでも、2008年頃から同様のクレームが。
同時期、トヨタは、問題はないとし、リコールを取らなかった。
2009年、カリフォルニア州でトヨタ車が暴走し、4人が死亡。
原因は、フロアマットが固定されていなかったことと、ペダルの不具合。
このペダルの不具合について、トヨタの幹部は1年前から知っていたと証言。
(知っていたなら、どうしてリコールをしなかったのか、問題となった)
結局、トヨタはこの問題で、2009年、2010年、大規模リコールすることとなった。
その後、米運輸省は、フロアマットとアクセルペダルの不具合だけでなく、トヨタ車の電子制御システムに問題があるのではと、調査を開始。
2011年2月8日、米運輸省は、トヨタ車の電子制御システムに、急加速の原因となる不具合はなかったと発表。
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