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マグニチュード9.0に修正

2011年3月13日、気象庁が、三陸沖の地震(東北地方太平洋沖地震)のマグニチュードを8.8から、9.0に修正しました。
   
震度修正は、今回で3度目です。
3月11日の地震発生直後は、M7.9と発表。
その後、M8.4に修正し、さらにM8.8に修正。
     
今回(3月13日)、M9.0に修正しました。
   
気象庁によると、海外の地震観測データを用い、本震による震源域の破壊の様子(破壊過程)を調査したところ、通常より複雑なかたちで、3つの巨大な破壊が連続して発生していることが判明しました。
 
さらに、再解析の結果、地震の規模はマグニチュード9.0であるとわかったため、今回の修正となりました。

また、余震は、岩手県沖から茨城県沖の長さ約500km、幅約200kmの領域で発生していることも判明しました。
   
地震活動は極めて活発な状況にあり、震度5弱以上となる大きな余震も時々発生し、 場合によって震度6弱~6強となる余震が発生する可能性も高い状況です。
引き続き、余震に警戒を。
   
なお、各地に出されていた津波注意報は、13日17時58分、すべて解除となりました。

■2011東北地方太平洋沖地震
・発生日時…2011年3月11日14時46分
・震源地…三陸沖(北緯38.1度、東経142.9度、牡鹿半島の東120km付近)
・震源の深さ…20km
・地震の規模…マグニチュード9.0

■参考:過去の巨大地震
・M9.5…チリ地震 (1960年)
・M9.1~9.3…スマトラ島沖地震 (2004年)
・M9.2…アラスカ地震(1964年)
・M9.0…東北地方太平洋沖地震 (2011年)
・M8.8…チリ地震 (2010年)