くにゅーニュース(2011年8月)
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一時、1ドル75円台

2011年8月19日、ニューヨーク外国為替市場で、円が、一時、1ドル75円台に入った。
(8月19日のNY市場は、1ドル76円半ばで取り引きを終えた)
         
この日の高値は、1ドル75円95銭。
最高値を更新した。
(これまでの最高値は、3月17日の1ドル76円25銭)

今回の円高は、アメリカ経済の先行き不安と、日本当局の怠慢が大きな要因。

【主な円高要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、ユーロ圏全体に波及。
ユーロ安から円高に。

2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、5月の貿易赤字は502億ドル)
連邦政府の債務が巨額。
失業率が高い。
(6月の失業率は9.2%)

3、日本当局の怠慢
機能不全に陥っている菅政権と、ノロマな亀の日銀。
円高が進んでも有効な対策が打てない。

4、他国の思惑
中国などが、リスク分散に動くと見られていること(ドル離れ)。
(2011年6月末で中国の外貨準備高は3兆1975億ドル。アメリカ国債とドル資産が中心)

5、マネーゲーム
「当分、ヨーロッパの信用不安が治まらない」
「アメリカ経済の立て直しに、時間が掛かる」
「日本当局は、有効な対策がとれない」
そう考えた投資家が、さらに円高が進むと読み、円を買っているため。
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