くにゅーニュース(2011年8月)
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アメリカ債務問題、先送り

2011年8月2日(現地時間)、アメリカ上院が、国の債務の上限を引き上げる法案を賛成多数で可決。
その後、オバマ大統領が法案に署名。
法案が成立した。
(アメリカ議会下院は、8月1日に可決済み)

この法案は、7月31日に、大統領と与野党幹部が債務引き上げ問題について、合意した内容を法案としたもの。

「先送りしただけ」
債務の削減額が少なく、根本的に、国の債務問題の解決となっていないため、こう主張する議員も多い。
そのため、法案の採決では、民主党、共和党の両方から反対者が出た。

しかし、とりあえずこれで、オバマ大統領の任期が切れるまでは、財源は確保できる模様。
アメリカの国の債務問題は、次の大統領に先送りされた形。
(オバマ大統領の再任もあります)

【成立した法案内容】
・オバマ大統領は連邦債務上限を2兆1千億ドル引きあげることができる。
・今後10年で、2兆4170億ドルの歳出削減を行う。

【アメリカ連邦債務の引き上げ問題】
アメリカ連邦政府の債務の上限が、法律によって決められている。
(アメリカ連邦債務の法定上限)
現在(2011年7月26日)の法定上限は、14兆2940億ドル。
2011年5月16日に、連邦政府の債務が法定上限に達した。

法定上限を引き上げることが必要となったが、政府と議会が対立。
(債務の削減方法をめぐって対立)
(政府は増税を求め、下院で多数を持つ共和党は、大幅な歳出削減を求めた)

なお、5月16日以降、連邦職員の年金基金への拠出を一時的に停止し、債務不履行を回避してきた。
しかし、8月2日には債務不履行に陥ると予測されている。
(国債の利払いや償還資金が調達できなくなる)
7月31日、オバマ大統領は、債務の引き上げ問題で、与野党幹部が合意したと発表。
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★政治・アメリカ
『国の財政』
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