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2号機格納容器内、70シーベルト強

2012年3月27日、東京電力が、福島第1原発2号機の原子炉格納容器内に、線量計を挿入、放射線量を計測しました。

東京電力によると、格納容器内の線量は、31.1シーベルト/h~72.9シーベルト/h。
              
非常に高い線量で、内部で人が作業をするのは、不可能であることが判明しました。

前日の調査で、2号機の格納容器には水位60センチの水しかなく、汚染水が多量に流出しているも判明しています。

このため、格納容器内にある燃料デブリを取り出すのは、非常に困難と見られています。
    
*人間は7シーベルト浴びると、1ヵ月以内に死亡します
*政府・東電が作製した中長期ロードマップでは、今後20年から25年で、建屋から燃料デブリを取り出す予定
*燃料デブり…燃料棒が溶融し、被覆管と燃料ペレットが不規則に混ざりあったものをいう

■格納容器
冷却材喪失時などに圧力障壁となるとともに、放射性物質の放散に対する障壁を形成するための施設。
     
正確には、原子炉格納容器。
原子炉圧力容器(原子炉の炉心を収めた状態で、内部の圧力を保持する容器)などを収めている。