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天皇陛下、ご退院

2012年3月4日、心臓の冠動脈バイパス手術を受けられた天皇陛下が、東京大学医学部附属病院を退院されました。

宮内庁によると、バイパス手術後の経過は順調で、今後はお住まいにて静養させることになりました。

■天皇陛下の手術
2012年2月11日、天皇陛下が、東京大学医学部附属病院において、冠動脈造影検査を受けられました。
  
結果、冠動脈狭窄の進行している部分があるため(狭心症)、冠動脈バイパス手術をされることになりました。

2012年2月18日、東京大学附属病院で、東京大学と順天堂大学の合同チームによる冠動脈バイパス手術が行われ、手術は無事終了しました。
 
2012年3月4日、東京大学附属病院を退院されました。

■冠動脈狭窄(狭心症)
冠動脈とは、心臓を動かす筋肉(心筋)に血流をおくる特別の血管系(冠動脈系)を指しています。
冠動脈狭窄とは、この冠動脈の血管が細くなっていることをいいます。
     
原因は、コレステロールや脂質などが、血管の壁にひっつくことに因ります。
血管が完全につまると、心筋梗塞となります。