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世界ウイグル会議・代表大会、閉幕

2012年5月17日、東京で開かれていた「世界ウイグル会議の代表大会」が閉幕した。

世界ウイグル会議は、中国から亡命しているウイグル人の組織で、今回4回目となる代表大会が、14日から東京で開催されていた。
(今大会では、同会議のラビア・カーディル主席の留任が決定した)

大会終了後、同会議に参加していた200名の代表は、東京都内をデモ行進。
中国政府に、すべての弾圧を中止するよう、アピールを行なった。

【世界ウイグル会議】
世界各国に亡命しているウイグル人の団体を束ねる組織。
ドイツのミュンヘンに本部を置く。

現在、中国の自治区(新疆ウイグル自治区)となっている東トルキスタンは、1949年、人民解放軍のウイグル侵攻により、中国に併合された。

このとき、多くのウイグル人が東トルキスタンから離れ、海外に亡命した。
その後、亡命ウイグル人による組織が各地に。

2004年に「東トルキスタン民族会議」と「世界ウイグル青年会議」が合流し、世界ウイグル会議が誕生。
現在では、20以上ウイグル人組織が加盟している。

世界ウイグル会議は、世界各国に散らばっている亡命ウイグル人の交流を行うとともに、中国によって迫害されているウイグル人の人権問題について、国際社会にアピールを行っている。

なお、世界ウイグル会議は、中国に対し、平和的な手段(非暴力的な反対運動)で、ウイグル人の政治的地位確立を求めている。

一方、世界ウイグル会議とは別に、亡命ウイグル人組織として「東トルキスタン亡命政府」が存在する。
(本部はアメリカのワシントンD.C.)
東トルキスタン亡命政府は、中国からの独立を求めている。

【東トルキスタン独立問題】
元々、この地(現在の中国・新疆ウイグル自治区)に住む民族が、中国からの独立、あるいは自治や人権の確立を求めている問題。
(新疆ウイグル自治区における、ウイグル人、カザフ人、キルギス人等のテュルク系住民の独立問題)

東トルキスタン共和国は、1949年、人民解放軍のウイグル侵攻により、中国に併合された。
(1955年、新疆ウイグル自治区が設置された)

その後、漢族が大量移住し、ウイグル人の迫害が続いた。

そのため、ウイグル人住民から、民族自治の拡大や、中国からの独立を求める動きが続いている。

ニュースINDEX.2012年5月②
★政治・国内
『世界ウイグル会議』

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