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ギリシャ総選挙、与党過半数割れ ２０１２年５月７日、６日に行われたギリシャ議会総選挙の結果が発表された。 連立与党（全ギリシャ社会主義運動と新民主主義党）は、大幅に議席を減らし、過半数に達しなかった。 （２党合わせて１４９議席。選挙前は２党で２０１議席） 連立与党は、財政危機のギリシャを立て直すため、財政緊縮を行なった。 （欧州連合の指導によるもので、緊縮策と引き換えに、さらに支援を貰う予定） ただ、この緊縮策はギリシャの景気を悪化させ、国民の間に不満が。 今回の総選挙では、その不満が、緊縮策に反対する左派政党や右派政党の躍進となり、連立与党（中道グループ）は大敗。 今後、新たな連立（過半数を目指して）が模索されることになるが、（他に）緊縮策を支持する政党は無く、先行きが混沌としている。 また、これにより、再び、ヨーロッパの信用不安が高まる模様。 【ギリシャ議会】 一院制で、議員は３００人。 任期は、４年。 【ギリシャ財政問題】 財政赤字が、国内総生産（GDP）の13％近くに。 債務残高も国内総生産の113％。 （ギリシャ債務残高…3500億ユーロ。約35兆円） そのため、デフォルト状態に陥る。 欧州連合が救済に。 2011年10月27日、欧州連合が、ギリシャ支援策等で合意 ＜合意内容＞ ・ギリシア国債を保有する銀行に、元本の50％削減を求める。 ・来年６月末までに、銀行の自己資本比率を９％へと引き上げる。 ・ヨーロッパ金融安定化基金を、１兆ユーロに拡充する。 など。 なお、支援策は、ギリシャの大幅な財政削減を求めている（財政緊縮を）。 【ギリシャ共和国】 通称、ギリシャ。 ヨーロッパの南東、バルカン半島最南端部に位置する共和制国家。 国土は、バルカン半島の領土と約3000の島によって構成される。 人口は、１千１百万人強。 産業は、農業、鉱業、工業、輸送業、観光。 中でも、観光、海運業、移民からの送金が、ギリシャの三大収入源となっている。 |
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