G20を受け、株価は100円近い上昇
2012年6月20日、東京株式市場・日経平均株価(終値)は、前日比+96.44円の8752.31円。
100円近い「上げ」となり、8千7百円台に。
メキシコで開かれていたG20(日本時間20日朝、閉幕)で、ヨーロッパの信用問題について、活発に議論が行われたこと。
(ヨーロッパ問題に対して、問題意識を持っている。このままでいいとは思っていないということを、世界中に示した)
また、欧州当局から、努力するとの回答を引き出したこと。
などが、好感された模様。
【主な株安要因】
1、ヨーロッパの信用不安
ギリシャに始まった信用不安が、イタリア、ポルトガル、スペインなどユーロ圏全体に波及。
この信用不安が日本の株式市場にも。
2、アメリカ経済・財務が良くない
アメリカの貿易赤字額が高水準。
(原油価格の高騰などの原因で、毎月の貿易赤字が500億ドル前後)
さらに、連邦政府の債務が巨額。
これらが、アメリカ株式市場の下落に。
そして、日本市場にも悪影響を。
(株安連鎖)
3、円高
ヨーロッパの信用不安、アメリカの景気悪化を受け、円高に。
円高は日本の輸出産業(自動車、電機など)の収益悪化となり、結果、輸出割合の高い企業の株が売られ、相場全体を下げることに。
4、緊迫する中東情勢
イランの核開発問題に絡み、中東情勢が緊迫。
(イスラエルが空爆を行う可能性も)
さらに、石油の高騰する可能性が。
(すでに高くなっているが、さらに)
(石油の高騰は、日本経済に大きな悪影響を及ぼす)
5、現物市場への資金の流出
世界経済の悪化や中東情勢を受け、投資家が株式市場から、より安全な現物市場(金など)へ資金を移動させたため。
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