くにゅーニュース(Qnewニュース)
ホーム ニュース・経済 健康・料理 生活関係 テレビ娯楽 旅・観光 スポーツ
天安門事件から23年

2012年6月4日、『天安門事件』から、23年が経った。
(1989年の6月4日、中国・北京で、中国当局により民主化運動が武力弾圧され、数万人が死傷)

23年経った現在も、共産党一党独裁の軍事政権が続き、多数の弾圧が行われている。
(民主化運動の活動家や、チベット人、ウイグル人への弾圧)

【天安門事件】
1989年6月4日、中国・天安門広場で、民主化を求めて集結していた学生・一般市民に対し、中国人民解放軍が無差別に発砲。 武力弾圧した事件。
学生・一般市民、数万人が死傷。

当時、民主化を求め、北京市内で、100万人超える市民がデモを行なっていた。

なお、2010年10月8日、天安門で行なわれた民主化運動の指導者・劉暁波氏が、ノーベル平和賞を受賞した。

【チベット問題】
中国が、チベットを併合した問題。
チベット独立運動に対する中国の弾圧問題。
中国によるチベット人の大量虐殺や人権侵害問題。

1949年、中国は、チベットを併合しようと侵攻、抵抗するチベット人を大虐殺。
(その後も、中国は、チベットで鎮圧、弾圧を続けた)

1959年、チベットの指導者ダライラマ14世は、インドに亡命。
インドのムスーリーにて、チベット亡命政府が発足。
(その後、ダラムサラに)
チベット独立にむけ、活動を続けている。

なお、中国によるチベット弾圧は、現在も続いている。

【東トルキスタン独立問題】
元々、この地(現在の中国・新疆ウイグル自治区)に住む民族が、中国からの独立、あるいは自治や人権の確立を求めている問題。
(新疆ウイグル自治区における、ウイグル人、カザフ人、キルギス人等のテュルク系住民の独立問題)

東トルキスタン共和国は、1949年、人民解放軍のウイグル侵攻により、中国に併合された。
(多くのウイグル人が海外に亡命。亡命ウイグル人による組織が世界各地にできた)

1955年、新疆ウイグル自治区が設置された。
その後、漢族が大量移住し、ウイグル人の迫害が続いた。

そのため、ウイグル人住民から、民族自治の拡大や、中国からの独立を求める動きが続いている。
代表的組織として、「世界ウイグル会議」と「東トルキスタン亡命政府」がある。

世界ウイグル会議(本部はドイツ・ミュンヘン)は、世界各国に散らばっている亡命ウイグル人の交流を行うとともに、中国によって迫害されているウイグル人の人権問題について、国際社会にアピールを行っている。

東トルキスタン亡命政府(本部はアメリカのワシントンD.C.)は、中国からの独立を求めている。

ニュースINDEX.2012年6月①
★政治・国際
『中国』

Qnewニュース