特例公債法案、衆議院は可決したが…
2012年8月28日、衆議院・本会議で、特例公債法案、衆議院の格差是正法案が賛成多数で可決。
参議院に送られた。
衆議院で過半数を持つ民主党が押し切った形だが、これに対し、野党各党が反発。
成立が危ぶまれている。
<特例公債法案(予算関連法案)>
赤字国債を発行するための法案。
正式名は、「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例に関する法律案」
<衆議院の格差是正法案>
衆議院の1票の格差是正するための法案。
民主党の案は、小選挙区の定数を5人減らし、295人に。
比例代表の定数を40人減らし、140人にするもの。
正式法案名は、「公職選挙法及び衆議院議員選挙区画定審議会設置法の一部を改正する法律案」
【予算関連法案の成立】
予算関連法案は、一般法案。
予算案と違い、衆議院の優越が無い。
そのため、法案成立には、衆議院と参議院、両院の可決。
あるいは、参議院で否決されたあと、衆議院で2/3以上の多数による可決が必要。
現在、与党は、参議院で過半数の議席も、衆議院で2/3以上の議席も持っていない。
特に、特例公債法案(赤字国債を発行するための法案)が通らないと、年度後半の予算が無くなる。
(日本は、赤字国債を発行することで、国家財政がまわっている。借金漬けの国)
【衆議院・会派別所属議員数】
・民主党・無所属クラブ…249
・自由民主党・無所属の会…120
・国民の生活が第一・きづな…47
・公明党…21
・日本共産党…9
・社会民主党・市民連合…6
・みんなの党…5
・国民新党・無所属会…4
・改革無所属の会…4
・新党大地・真民主…3
・たちあがれ日本…2
・無所属…9
・欠員…1
(定員・480)
(2012年7月31日現在、衆議院発表)
【参議院・会派別所属議員数】
・民主党・新緑風会…88
・自由民主党・たちあがれ日本・無所属の会…87
・公明党…19
・国民の生活が第一…12
・みんなの党…11
・日本共産党…6
・社会民主党・護憲連合…4
・みどりの風…4
・国民新党…3
・新党改革…2
・新党大地・真民主…2
・無所属…4
(定員・242)
(2012年8月1日現在、参議院発表)
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