デトロイト市、連邦破産法9条適用
2013年12月3日、アメリカ・ミシガン州の連邦破産裁判所が、デトロイト市に対し、連邦破産法9条の適用を認めた。
財政破綻(約185億ドルの長期債務)した同市は、今年7月18日、連邦破産法9条の適用を申請していた。
今後は、裁判所の管理下で再建を目指すことに。
【デトロイト市・財政破綻経緯】
デトロイト市は、アメリカ・ミシガン州南東部にある都市。
人口は70万人強。
周辺地域を合わせた都市圏の人口は500万人。
(500万人強の都市圏の中核都市)
20世紀初め、自動車産業が興り、その後、全米一の自動車工業都市として発展。
全盛期には人口が180万を超えていたが、20世紀後半、大手自動車メーカーの経営が傾き、その影響を受け同市も衰退。
(失業率、貧困率が高くなり、犯罪都市として有名になった)
2013年3月1日、リック・スナイダー・ミシガン州知事が、デトロイト市に対し、非常事態宣言(財政)を発令。
以降、同市は、ミシガン州の管理下に。
(州知事は、ケビン・オー氏を同市の非常時管理責任者に任命)
2013年7月18日、同市は連邦破産法9条の適用を申請、財政破綻した。
地元メディアによると、同市の長期債務は185億ドル(日本円にして約1兆8500億円)と推計され、アメリカの地方自治体・財政破綻としては過去最高。
2013年12月3日、アメリカ・ミシガン州の連邦破産裁判所が、デトロイト市に対し、連邦破産法9条の適用を認める。
裁判所の管理下で再建を目指すことに。
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