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ボーイング787型機問題、長引く様相

2013年2月1日、全日空が、2月12日までの国内線、2月18日までの国際線で、ボーイング787型機の運航をしないと発表。
(それ以降どうするかは、2月6日に発表)
(これにより、連日、20便前後の欠航)
(機材変更も多数)
(日航も同様の発表を。日航の欠航は国際線の一部のみ)


同機は、1月16日に発生した事故以来、運航をしていないが、さらに運航見合わせが長引く様相となっている。

「事故を起こしたバッテリーシステムに多数の企業が関わっており、事故原因を突き止めるだけでも、相当、時間が掛かる」
「事故原因を突き止め、改修。テスト運航。安全が確認されてから定期運航という流れになるため、事故原因がわかったあとも時間を要する」
「早くても半年。1年以上掛かる可能性も高くなっている」
専門家からは、そういう意見が。

【ボーイング787(ANA692便)事故】
2013年1月16日、飛行中のANA692便に機材不具合が発生、高松空港に緊急着陸。

全日本空輸(ANA)によると、692便は最新のボーイング787型機で、8時10分、山口宇部空港を離陸(羽田行き)。
飛行中、機材(バッテリー)に不具合が発生、8時47分、高松空港に緊急着陸。
乗客(120名強)は、脱出用のスロープで、機外に避難する事態となった。
(脱出時にケガをした乗客も)

同日、国土交通省はこの事故を「重大インシデント」に認定。

2013年1月16日(現地時間)、アメリカ航空局(FAA)がボーイング787型機の運航を禁止する「緊急耐空性改善命令」を発行。
(バッテリーシステムを改修するまで)

2013年1月17日、国土交通省も、ボーイング787型機の運航者に対し「緊急耐空性改善通報」を発行。
(1月16日の事故発生後、全日空、日本航空は同機を運航していない)

<ボーイング787>
アメリカ・ボーイング社が開発・製造した最新の中型ジェット旅客機。
(2011年10月から商業運航を開始した最新機)

機体が軽量化(新素材を多用)されているため、航続距離が長いのが特徴。
(大型機並の飛行距離を持つ)

一方、商業運航から1年3ヵ月の間に、多数の事故を起こしている。
(バッテリーからの出火、燃料漏れ、窓ガラスの破損など)

現在(2013年1月)までに納入されている機体(50機)のうち、約半分が日本に。
(全日空17機と日本航空7機、合わせて24機)

ニュースINDEX.2013年2月①
★社会・国内
『飛行機事故』

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