サッチャー・イギリス元首相、死去
2013年4月8日、サッチャー・イギリス元首相が、脳卒中のため、死去したと発表された。
(サッチャー家による公式発表)
このサッチャー元首相の御逝去を受け、同日、安倍総理が、
「意志の力を身を持って示した偉大なリーダーであり、国家国民のためにすべてを捧げた尊敬すべき政治家であった。
イギリス国民と深い悲しみを共にしたい」
とのコメントを発表した。
なお、サッチャー元首相の葬儀は、4月17日にロンドンのセントポール大聖堂で営まれる。
(イギリス政府発表)
【マーガレット・ヒルダ・サッチャー】
1925年10月13日生まれ。
イギリス元首相。
小さな政府を公約にして、1979年の選挙で大勝。
1979年~1990年までの10年あまりにわたり、イギリス首相を務めた。
(イギリス史上初めての女性首相)
(保守党党首)
その後、1992年からは貴族院議員。
保守的で、強硬な性格から『鉄の女』と呼ばれた。
イギリス経済を復活させたことと、1982年のフォークランド紛争で、間髪入れず軍隊を投入したことで有名。
(1982年、南大西洋のイギリス領フォークランド諸島が、アルゼンチン軍によって侵略されると、間髪入れず、軍隊を派遣。
2ヵ月にわたる戦闘の結果、フォークランド諸島を奪還した)
フォークランド諸島紛争では、
「人命に代えてでも、我が英国領土を守らなければならない。なぜならば、国際法が力の行使に打ち勝たねばならないからである」 (国家は、国境線で区切られた領土に成立する政治組織であるという国家の基本理念。領土は国家そのもの)
と語ったことでも有名。
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