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安愚楽牧場、出資額の5%だけ

2013年7月16日、都内で、破綻した安愚楽牧場の債権者集会が開かれ、破産管財人が、債権者に対する配当は出資額の5%になると説明。
(被害対策弁護団が債権者集会のあと記者会見し、状況を報告)
(出資額の5%だけしか返ってこないとのこと)

破産管財人の説明によると、破綻した安愚楽牧場から回収できたのは、消費税の還付金や東京電力からの賠償金など、240億円強だった。

【安愚楽牧場(あぐら)】
和牛オーナー制度を運営する株式会社。
(栃木県那須塩原市)
栃木県、北海道、宮崎県などで、40ヶ所の牧場を経営。
その他、多数の牧場に和牛を預託している。
直営と預託を合わせて、飼育和牛は、14万6千頭。

2011年8月9日、多額の負債を抱え、経営破綻状態に陥ったため、東京地裁に民事再生法の適用を申請、民事再生手続に入った。
民事再生申立書によると、債権者は7万4798人。
負債額は、4330億8300万円。
(2011年の経営破綻では、最大の負債額)
経営破綻の要因として、東京電力福島第一原発事故による契約解除の増加や、和牛の価格下落を挙げている。
そのため、東電に、損害賠償を請求する考え。

2011年11月8日、東京地裁が、再生手続きの廃止を決定し、財産の保全管理命令を出した。
(同社の管財人が、民事再生手続きの廃止を、裁判所に申請)
管財人によれば、資金繰りが圧迫しており、このままでは、多数の牛が餓死する事態。
そのため、早急に、牛を売却する必要があり、時間が掛かる民事再生手続きは、無理と判断した。

2011年12月9日、 東京地裁が破産手続き開始を決定。

2013年6月18日、警視庁が、経営破綻した「安愚楽牧場」の元社長ら幹部を、特定商品預託法違反容疑で逮捕。
(逮捕されたのは、安愚楽牧場の元社長、三ケ尻久美子容疑者、元執行役員の増渕進容疑者、同じく大石勝也容疑者)
(事実と異なる説明で、顧客の勧誘していた疑い)


2013年7月16日、都内で債権者集会が開かれ、その席で破産管財人が回収できたのは240億円あまりで、債権者に対する配当は、出資金の5%になると説明。

ニュースINDEX.2013年7月②
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『投資』

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