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安倍総理、ダボス会議で基調講演

2014年1月22日、安倍総理が、スイス・ダボスで開かれた世界経済フォーラム・年次総会(通称「ダボス会議」)に出席し、日本の総理として初めて基調講演を行った。

また、安倍総理は同地で、アボット豪州首相、ブルクハルター・スイス大統領らと意見交換を行なった。
*基調講演は、シンポジウムやセミナー、フォーラムの開幕直後に行われる、会議の基本方針についての講演。キーノートスピーチ。「基調」となる講演なので、通常は一つ。

【安倍総理の基調講演(概要)】
(外務省発表のものを、Qnewニュースがまとめたものです)

<講演タイトル「新しい日本から、新しいビジョン」>
1、日本経済は長く続いたデフレから抜け出ようとしている。

2、私は電力市場の完全自由化、医療の産業化、コメの減反の廃止など大改革を決定した。
自分自身が既得権益の岩盤を打ち破るドリルの刃となる。

3、TPPは経済政策の柱であり、日EU・EPAも進める。

4、いまだに活用されていない資源の最たるものは女性。
日本は女性に輝く機会を与えなくてはならない。
家事や介護などの分野に、日本は外国人のサポートが必要。

5、1~4を実現させれば、2020年までに、日本は対内直接投資の倍増が可能。

6、新しい日本の「積極的平和主義」に期待してもらいたい。

7、アジアは世界の成長センターである。
さらなる経済成長を可能にするイノベーションや人材育成にこそ投資されるべきで、軍備が拡散されることを抑制しなければならない。
海洋に関し、国際法に基づいた行動を促すルールを整備すべきである。

【ダボス会議(世界経済フォーラム)】
スイス・ジュネーヴ州コロニーに本部を置く非営利団体。
毎年、スイスのダボスで年次総会を開催することから「ダボス会議」という名前で呼ばれている。
正式には、「世界経済フォーラム」。

1971年、スイスの経済学者クラウス・シュワブが、世界の「改善」に取り組む目的で設立。
毎年、2千名を超える経済人や政治家などがダボスに集まり、いろんな問題について議論を行う年次総会で有名。

運営資金は、1千社を超える会員企業(多国籍企業や大企業)より成り立っている。
一般会員企業は、年会費として5万スイスフラン(約500万円)、年次総会参加費として2万5千スイスフラン(250万円)を納める。
年間50万スイスフランや、25万スイスフランを納める上級会員企業も。

一方、ダボス会議については、「ダボス階級」と皮肉られるように、批判も多数ある。
ダボス会議の運営資金は、多国籍企業や大企業が出しており、資本家や金持ち(ダボス階級と呼ばれる)にとって都合がいいような世界を作るため、またそのような社会を守るためのもの、と批判されている。

ニュースINDEX.2014年1月③
★政治・国際
『国際会議』

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