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2014「鬼すべ神事」行われる

2014年1月7日、大宰府天満宮(福岡県)で、恒例の「鷽替え神事(うそかえ)」と「鬼すべ神事」が行われた。

ともに新たな年の幸福を祈る正月行事で、2014年も多くの人々が境内に詰め掛けた。

【鷽替え神事】
参加者が「木彫りの鷽」を交換し、一年間の幸福を祈念する神事。
夕刻より授与される「木うそ」(初穂料として千円)を購入すれば、誰でも参加できます。
(数に限りがあります。ご注意を)

例年1月7日19時より、楼門横の天神ひろばに設けられた(注連縄で囲った斎場)で。
「替えましょう 替えましょう」の掛け声の中、すれ違った人と「木うそ」を互いに取り替えます。
(昨年ついた嘘を清算する意味があります)

また、木うその底には文字が書いてあり、太鼓がなり終わった時点で持っている木うその文字が、読み上げられる文字とあっていれば「金のうそ」と交換してもらえます。

【鬼すべ神事】
その年の災難消除や開運招福を願い、行われる火祭り。
鬼を天満宮の「鬼すべ堂」に追い込み、煙で燻しだして退治します。
大宰府天満宮の氏子達が、鬼を追い出す「燻手(すべて)」と鬼の味方の「鬼警護」に分かれて攻防を。

伝承によれば、986年、道真公の曾孫にあたる菅原輔正(すがわらすけまさ)によって始められたと。

1月7日の21時頃に、鬼すべ堂前に積まれた松葉や藁に火がつけられ、「燻手」が大団扇で煙を鬼すべ堂へ送り込み、鬼を追い出そうとします。
それに対し、「鬼警固」は堂の板壁を打ち破り、堂内の煙を外に出して鬼を守ります。

結局、鬼は退治され(お約束です)、縛られた上、堂内を七回半、堂外を三回半まわります。
(引き回しです)
なお、燃え残った板壁は「火除けのお守り」として、持ち帰って玄関先にお祀りします。

ニュースINDEX.2014年1月①
★風物詩・国内
『福岡』

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