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総選挙、与党3分の2以上を確保

2014年12月15日未明、衆議院議員総選挙(14日投票)の開票が終わり、475名の当選者が決まりました。

今回の総選挙は、消費税引き上げ・18ヵ月間延期の是非を問うもの。
安倍政権は、駆け込み需要の反動が続いていることから、来年10月に予定されている消費税率引き上げの延期を決断しました。
  
また、総選挙は、金融緩和政策を中心にしたアベノミクスと言われる経済政策の信を問うもの。

結果、与党(自民党、公明党)は、全議席の3分の2を超える、326議席を獲得。
自公政権は、最大で4年間、安定して政権を維持することが可能となりました。
    
衆議院で3分の2以上の議席を確保したことで、今後、参議院で与野党逆転が起こっても、法案を「再可決」で成立させることができます。

民主党は11議席伸ばすも、党のトップ・海江田代表が落選、代表交代は避けられない状況となりました。
維新の党は議席を維持しましたが、次世代の党は大幅に議席を減らし、旧・日本維新の会は明暗を分けました。

今回、もっとも議席を伸ばしたのが日本共産党で、8議席から21議席に躍進しました。

*法案の再可決…衆議院で可決した法案を、参議院が否決したり、60日以内に議決しない場合に、再び、衆議院において出席議員の3分の2以上(出席議員)で可決すれば、成立させることができる。憲法59条に定められた衆議院の優越のひとつ

【2014総選挙・政党別獲得議席数】
<与党>
・自由民主党…291(293)
・公明党…35(31)
<野党>
・民主党…73(62)
・維新の党…41(42)
・日本共産党…21(8)
・次世代の党…2(19)
・社会民主党…2(2)
・生活の党…2(5)
・新党日本…0(1)
・新党改革…0(0)
・幸福実現党…0(0)
・無所属…8(17)

*カッコ内の数字は、告示前の議席
*全議席475(前回の480議席より5議席減少)
*各都道府県選挙管理委員会発表をまとめたもの

ニュースINDEX.2014年12月③
★政治・国内
『総選挙』

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