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Ｑnewニュース・２０１４桜開花予想 ２０１４年、Ｑnewニュース・ソメイヨシノ開花予想は、 ・九州、高知など「南の地域」では、平年より早い。 ・関東～中国、四国（高知、本州内陸部を除く）は、平年並か、平年より若干早い。 ・北日本、長野など（冬の冷え込みが強い地域）は、平年より遅い。 （２０１４年２月１５日時点の予想） ＜解説＞ 秋から春にかけての気温の違いにより、３つの区域に分かれる。 １、休眠打破の早晩が、開花の早晩を決める地域 元々、冬場の気温が高いため（休眠打破したあとは、開花まで順調に進むため）、休眠打破の早晩が開花に大きな影響が与える地域。 九州、高知など。 ２、休眠打破の早晩と、２月、３月の気温の両方が大きな影響を与える地域 中国、四国（高知を除く）、近畿、東海、関東、北陸など。 ３、２月以降の気温の推移が、開花を決める地域 冬場の気温が低いため、休眠打破は毎年１月半ばまでに終了しており（休眠打破の早晩が、開花の早晩に影響しない）、２月以降の気温の推移が開花を決める地域。 北日本、長野、新潟など。 ２０１４年は、２０１３年の１１月以降、平年より低い気温となり、休眠打破は３日～１０日早くなっている。 また、２月、３月の気温は全国的に平年より低い見込み（気象庁の３ヵ月予報）。 以上の状況から、 １、休眠打破の早晩が、開花の早晩を決める地域（九州、高知）は、平年より３日から１０日前後早くなる模様。 ２、休眠打破と２、３月の気温の両方が大きな影響を及ぼす地域（中国～関東）は、平年並か、平年より少し早い見込み。 ３、２月以降の気温の推移が、開花を決める地域（北日本など）は、平年より遅い見込み。 【Ｑnewニュース・ソメイヨシノ開花予想】 （２０１４年２月１５日時点） ＜北海道地区＞ ・北海道…５月６日（札幌、平年は５月３日） ・北海道・函館…５月２日（平年は４月３０日） ＜東北＞ ・青森…４月２８日（平年は４月２４日） ・秋田…４月２０日（平年は４月１８日） ・岩手…４月２４日（盛岡、平年は４月２１日） ・山形…４月１８日（平年は４月１５日） ・宮城…４月１３日（仙台、平年は４月１１日） ・福島…４月１２日（平年は４月９日） ＜関東＞ ・栃木…４月１日（宇都宮、平年は４月１日） ・群馬…３月３１日（前橋、平年は３月３１日） ・茨城…４月１日（水戸、平年は４月２日） ・東京…３月２３日（平年は３月２６日） ・神奈川…３月２３日（横浜、平年は３月２６日） ＜甲信越＞ ・新潟…４月１２日（平年は４月９日） ・長野…４月１６日（平年は４月１３日） ・山梨…３月２７日（甲府、平年は３月２７日） ＜北陸＞ ・富山…４月５日（平年は４月５日） ・石川…４月４日（金沢、平年は４月４日） ・福井…４月３日（平年は４月３日） ＜東海＞ ・静岡…３月２２日（平年は３月２５日） ・愛知…３月２４日（名古屋、平年は３月２６日） ・岐阜…３月２４日（平年は３月２６日） ・三重…３月２９日（津、平年は３月３０日） ＜関西＞ ・京都…３月２６日（平年は３月２８日） ・大阪…３月２４日（平年は３月２８日） ・兵庫…３月２４日（神戸、平年は３月２８日） ・奈良…３月２６日（平年は３月２９日） ・和歌山…３月２２日（平年は３月２６日） ＜中国＞ ・岡山…３月２８日（平年は３月２９日） ・広島…３月２６日（平年は３月２７日） ・鳥取…３月３１日（平年は３月３１日） ・島根…３月３１日（松江、平年は３月３１日） ＜四国＞ ・徳島…３月２６日（平年は３月２８日） ・香川…３月２６日（高松、平年は３月２８日） ・愛媛…３月２４日（松山、平年は３月２５日） ・高知…３月１６日（平年は３月２２日） ＜九州＞ ・福岡…３月１６日（平年は３月２３日） ・佐賀…３月２０日（平年は３月２４日） ・長崎…３月２０日（平年は３月２４日） ・熊本…３月１９日（平年は３月２３日） ・大分…３月１９日（平年は３月２４日） ・宮崎…３月１８日（平年は３月２４日） ・鹿児島…３月２０日（平年は３月２６日） ＊満開は、開花の約一週間後。 ＊満開の期間は、約５日。 ＊場所は県庁所在地。 ＊Ｑnewニュースが積算温度（平均気温）で計算した予想日で、今後の天候などに左右されます。 （気温の推移が変わってくれば、大きく開花日が変わってきます） ＊満開は、一般的に開花の約１週間後ですが、天候により２週間以上掛かることもあれば、１日で満開になることもあります。 【開花まで生理と開花予想】 ＜桜の開花＞ １、桜の「花芽」は、前の年の夏に出来ます。 （花芽は「かが」と読みますが、農学部系や栽培系では「はなめ」と。はなめのほうが、わかりやすいという理由です） ２、秋になると、花芽は、短日・低温を受け、『休眠』に入ります。 （休眠…活動を止め、成長を停止すること） ３、花芽は、一定期間、低温にさらされると、この『休眠』から目覚めます。 （これを「休眠打破」という。１月から２月頃） ４、花芽は休眠から覚めたあと、気温が高くなると成長を始め、そして、開花します。 ＜桜の開花予想＞ 桜の花芽が休眠打破した日を割り出し、それ以降の気温を予測し、開花日を予想。 （開花まで、どれくらい掛かるかは、休眠打破したあと、積算温度や積算時間で計算します） （積算温度…一日の平均気温の和） （積算時間…一定温度以上の時間の和。ex、８℃以上の時間が計４００時間など） ＜参考・Ｑnewニュース開花計算式（２０１４年の京都）＞ ・京都の場合、開花までに必要な積算温度は、およそ３８０℃（平均気温で）。 （休眠打破してから。一般的には立春から） ・２０１４年は、昨年秋からの気温が低く、そのため、休眠打破が例年より１週間程度早くなっていると予測。 （計算上。休眠打破は１月２８日あたり） １月２８日から２月３日までの積算温度は、６０.０℃。 （１月２８日から２月３日までの平均気温の和） ＜立春以降必要な積算温度＞ ３８０℃ー６０.０℃＝３２０.０℃…① ・気象庁の予報（１ヵ月、３ヵ月予報）によれば、京都の２、３、４月ともに平年より低い。 ・京都の平年の２月平均気温は、５.１℃。 ２０１３年も平年より０.５℃低いとすると、立春以降の２月の積算温度は、 ２５日×４.６℃＝１１５.０℃…② ＜３月以降に必要な積算温度（①ー②）＞ ３２０.０℃ー１１５.０℃＝２０５.０℃…③ ・気象庁予報を参考に、３月の平均気温を平年より０.５℃低いと推測。 ８.４℃（京都の平年の平均気温）ー０.５℃＝７.９℃…④ ＜３月１日以降、開花に必要な日数（③÷④）＞ ２０５.０℃÷７.９℃＝２５.９ 計算上の京都の桜開花日は、３月２６日。 |
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