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オバマ大統領、ダライ・ラマ14世と会談

2014年2月21日(現地時間)、ホワイトハウス・マップルームで、オバマ大統領とダライ・ラマ14世が会談を行なった。

オバマ大統領が、ダライ・ラマ14世と会談を行うのは3回目。
また、会談後、ホワイトハウスが「声明」という形で、会談内容を発表した。

*マップルーム…ホワイトハウスを正面から入った(中央ホール)の隣の部屋。 第二次世界大戦中、ルーズベルト大統領が戦況報告室として使用し、壁にはいろんな地図(マップ)を掛けていた。
(以後、マップルームと呼ばれるように)
現在は、大統領の個人的な会議室として使用されている。


【ホワイトハウス声明(ダライ・ラマ14世との会談について)】
オバマ大統領は、今日、 ホワイトハウスでダライ・ラマ14世と会談を行なった。
大統領は、チベット仏教、チベット文化の保全と、チベット人の人権保護について、強い支持を表明した。

また、平和と非暴力を訴えているダライ・ラマ14世に対し、賛同と支持を表明。
大統領は、チベット問題を解決するため、中国当局と話し合うことを奨励した。

【ダライ・ラマ14世】
ダライ・ラマは、チベット仏教ゲルク派最高位の僧侶のことで、17世紀からチベット政府の長として、チベットの元首の地位を保有 している。
ダライ・ラマ14世はその14代目で、現在、世界的な仏教指導者の一人であるとともに、チベット仏教の最高指導者。
(1989年、世界平和やチベット文化の普及における貢献が評価され、ノーベル平和賞を受賞)

1950年にチベットが中国に侵略されたあと、インドに亡命。
1959年に発足した「チベット臨時政府(チベット亡命政府)」において、2011年までトップ(長)を務めた。
2011年に政治的指導者を引退した後は、精神的指導者という立場にある。

*ゲルク派はチベット仏教の一宗派(ゲルク派以外にも宗派がある)であるが、他の宗派もダライ・ラマ14世をチベット仏教の最高の長とみなしている。

【チベット問題】
中国が、チベットを併合した問題。
チベット独立運動に対する中国の弾圧問題。
中国によるチベット人の大量虐殺や人権侵害問題。

1949年、中国は、チベットを併合しようと侵攻、抵抗するチベット人を大虐殺。
その後も、中国はチベットで鎮圧、弾圧を続けた。

1959年、チベットの指導者ダライラマ14世は、インドに亡命。
インドのムスーリーにて、チベット亡命政府が発足。
(その後、ダラムサラに)
多くのチベット人が独立のため、活動を続けている。
中国によるチベット弾圧も続いている。

ニュースINDEX.2014年2月③
★政治・国際
『アメリカ』

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