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エストニア大統領、積極的平和主義を支持

2014年3月7日、安倍総理が、実務訪問賓客として訪日中のトーマス・ヘンドリク・イルヴェス・エストニア大統領と、官邸で首脳会談を行なった。

【日本・エストニア首脳会談(概要)】
(外務省発表のものを、Qnewニュースがまとめたものです)

<安全保障・地域情勢>
・安倍総理が国際協調主義に基づく「積極的平和主義」について説明。これに対し、イルヴェス大統領は、日本の「積極的平和主義」に対する理解と支持を表明。
・ウクライナ情勢について、安倍総理が「力」による現状変更は認められず、早期の正常化を期待すると。
これに対し、イルヴェス大統領は、ロシア軍の早期撤退と原状回復が必要であると述べた。

<サイバー・セキュリティ>
・日本とエストニアとの間で、サイバー協議を正式に立ち上げること、NATOサイバー防衛協力センターを通じた協力で一致。

<国際場裡での協力>
・国連安保理改革に向けて、協力を進めることで一致。
・日EU・EPA交渉(参考1)の早期妥結が必要である点で一致。
・エストニアが調整国を務める北欧・バルト諸国(NB8)と協力して、平和構築や女性の社会参画、北極等の分野で、議論を深めていくことで一致。

【参考1・日本・EU経済連携協定(EPA)交渉・経緯】
・2013年3月25日、日EU首脳電話会談で、EPA交渉開始を決定。
・2013年4月14日~19日、ブリュッセルにおいて、第1回交渉会合を開催。
・2013年6月24日~7月3日、東京において、第2回交渉会合を開催。
・2013年10月21日~25日、ブリュッセルにおいて、第3回交渉会合を開催。
・2014年1月27日~31日、ブリュッセルにおいて、第4回交渉会合を開催。

<FTA・EPA>
物品の関税、制限的な通商規則などをなくすための国際協定。

日本は、これまでにタイ、インドネシア、インド、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、ブルネイ、ASEAN、フィリピン、スイス、ベトナム、ペルーの13ヵ国・地域と締結済み。
現在、カナダ、オーストラリア、EUと交渉中。

なお、日本では、FTA(自由貿易協定、Free Trade Agreementの略)と、EPA(経済連携協定)は同語として使われる。
EPAは、FTAで行っている内容に、「投資環境の整備」や「知的財産保護の強化」などの加えた協定。
ところが、近年、FTAが知的財産等の保護などの分野も取り扱うようになり、同じような国際協定に。
(やっていることが一緒)
そのため、日本(日本の官庁)では、同様のものとして取り扱っている。

ニュースINDEX.2014年3月②
★政治・国際
『エストニア』

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