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ルッテ・オランダ首相と会談 ２０１４年３月２３日（現地時間）、安倍総理が、オランダ・ハーグ（核セキュリティ・サミット出席のため訪問中）において、ルッテ・オランダ首相と会談を行なった。 【日本・オランダ首脳会談（概要）】 （外務省発表のものを、Ｑnewニュースがまとめたものです） ＜総論＞ ・今回の核セキュリティ・サミット成功に向け、協力することで一致。 ・両国関係は４００年の歴史を持ち、共に海洋国家であり、また、法の支配等の基本的価値を共有する戦略的パートナーとして、これからも協力していくことなどを確認。 ＜安全保障について＞ ・ルッテ首相から、日本の国際社会での積極的な取組（積極的平和主義）に深い理解が示された。 ＜経済関係について＞ ・日本・ＥＵ・ＥＰＡ（参考資料）の早期締結の重要性について確認。 ＜ウクライナ情勢について＞ ・ロシアによるクリミアの併合は明らかな国際法違反であり、「力を背景とする現状変更」は容認できないことを確認。 ＜北朝鮮について＞ ・安倍総理が東アジア情勢を説明。ルッテ首相が日本の立場に理解を示した。 【参考・オランダ王国】 西ヨーロッパの立憲君主国。 面積は、日本の九州とほぼ同じ。 人口は、１６７９万人（２０１３年４月） 首都はアムステルダムで、言語はオランダ語。 宗教は、キリスト教（カトリック２７％、プロテスタント１７％）、イスラム教（６％）など。 欧州共同体の原加盟国の一つであり、欧州統合の推進役。 国際協調を重視し、国際平和協力などにも積極的な国家。 （参考資料…外務省発表「オランダ王国について」、「オランダ王国一般事情」） 【参考・核セキュリティ・サミット】 プルトニウムやウランなどがテロに使われないよう、核の安全や保全の確保を目的とした国際会議。 ２００９年４月、オバマ・アメリカ大統領が、核テロは地球規模の安全保障における最大の脅威とし、核セキュリティ・サミットを提唱。 ２０１０年４月、ワシントン（アメリカ）において、４７ヵ国と３国際機関が参加し、第１回の核セキュリティ・サミットが開催された。 以降２年毎に開催されている。 【参考・ＦＴＡ・ＥＰＡ】 物品の関税、制限的な通商規則などをなくすための国際協定。 日本は、これまでにタイ、インドネシア、インド、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、ブルネイ、ＡＳＥＡＮ、フィリピン、スイス、ベトナム、ペルーの１３ヵ国・地域と締結済み。 現在、カナダ、オーストラリア、ＥＵと交渉中。 なお、日本では、ＦＴＡ（自由貿易協定、Free Trade Agreementの略）と、ＥＰＡ（経済連携協定）は同語として使われる。 ＥＰＡは、ＦＴＡで行っている内容に、「投資環境の整備」や「知的財産保護の強化」などの加えた協定。 ところが、近年、ＦＴＡが知的財産等の保護などの分野も取り扱うようになり、中身が同様のものとなった。 ＜参考・日本ＥＵ経済連携協定（ＥＰＡ）交渉・経緯＞ ・２０１３年３月２５日、日ＥＵ首脳電話会談で、ＥＰＡ交渉開始を決定。 ・２０１３年４月１４日～１９日、ブリュッセルにおいて、第１回交渉会合を開催。 ・２０１３年６月２４日～７月３日、東京において、第２回交渉会合を開催。 ・２０１３年１０月２１日～２５日、ブリュッセルにおいて、第３回交渉会合を開催。 ・２０１４年１月２７日～３１日、ブリュッセルにおいて、第４回交渉会合を開催。 |
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