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EUと更なる関係強化で一致

2014年3月25日(現地時間)、安倍総理が、オランダ・ハーグにおいて、ファン=ロンパイ欧州理事会議長、バローゾ欧州委員会委員長と首脳会談を行なった。

会談は、日本EU・EPA(参考資料1)やウクライナ問題などについて、議論が行われた。

【日本・EU首脳会談(概要)】
(外務省発表のものを、Qnewニュースがまとめたものです)

<総論>
・日本とEUの関係強化(日本EU・EPAの締結など)を進めることで一致。
・安全保障や防衛の分野においても、今後、連携を検討していくことに。

<ウクライナ情勢について>
・G7として連携、協力していくことで一致。
・ロシアとの外交チャネルを開けておくことも重要との認識で一致。

【参考・EU(欧州連合、European Union)】
欧州連合条約に基づき、経済通貨統合、共通外交・安全保障政策、警察・刑事司法協力など幅広い分野で、協力を進めているヨーロッパの政治・経済統合体。
現在(2014年3月時点)の加盟国は、28ヵ国。
加盟国の総人口は、約5億人(2012年)。

1952年に、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクによって設立された欧州石炭鉄鋼共同体が起源。
その後、多方面の分野についても協力関係を進展させるとともに、加盟国も増加した。
1999年には、統一通貨「ユーロ」を導入した(紙幣等の流通は2002年から)。

<現加盟国(28ヵ国)2014年3月現在>
ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、イギリス

【参考資料1・FTA・EPA】
物品の関税、制限的な通商規則などをなくすための国際協定。
日本は、これまでにタイ、インドネシア、インド、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、ブルネイ、ASEAN、フィリピン、スイス、ベトナム、ペルーの13ヵ国・地域と締結済み。
現在、カナダ、オーストラリア、EUと交渉中。

なお、日本では、FTA(自由貿易協定、Free Trade Agreementの略)と、EPA(経済連携協定)は同語として使われる。
EPAは、FTAで行っている内容に、「投資環境の整備」や「知的財産保護の強化」などの加えた協定。
ところが、近年、FTAが知的財産等の保護などの分野も取り扱うようになり、中身が同様のものとなった。

<日本EU経済連携協定(EPA)交渉・経緯>
・2013年3月25日、日EU首脳電話会談で、EPA交渉開始を決定。
・2013年4月14日~19日、ブリュッセルにおいて、第1回交渉会合を開催。
・2013年6月24日~7月3日、東京において、第2回交渉会合を開催。
・2013年10月21日~25日、ブリュッセルにおいて、第3回交渉会合を開催。
・2014年1月27日~31日、ブリュッセルにおいて、第4回交渉会合を開催。

ニュースINDEX.2014年3月③
★政治・国際
『EU』

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