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ハーグ核セキュリティ・サミット、閉会

2014年3月25日(現地時間)、オランダ・ハーグで行われていた「核セキュリティ・サミット」が2日間の日程を終え、閉会した。
(日本からは安倍総理が出席)

外務省によると、今回のハーグ核セキュリティ・サミットには、53ヵ国と4機関の代表が出席し、核テロ対策や核セキュリティ・サミットの将来について議論が行われた。

会合では、
・核テロのリスクを減らすため、高濃縮ウラン、分離プルトニウム自体を減らすことが大事。
・テロの対象となる核物質を防護するための「改正核物質防護条約」を締結させ、発効させることが重要。
・核テロ対策を行っていく上で、国際機関「IAEA」の役割が重要。
との意見が大勢を占め、成果は「ハーグ・コミュニケ」として採択された。
なお、次回の核セキュリティ・サミットは、2016年にアメリカで開催される。

*IAEA(国際原子力機関)…原子力の平和利用を促進し、原子力が平和的利用から軍事的利用に転用されることを防止するため、設けられた国際機関。
本部はウィーン(オーストリア)。
加盟国は154ヵ国(2012年現在)。


【参考・核セキュリティ・サミット】
プルトニウムやウランなどがテロに使われないよう、核の安全や保全の確保を目的とした国際会議。
2009年4月、オバマ・アメリカ大統領が、核テロは地球規模の安全保障における最大の脅威とし、核セキュリティ・サミットを提唱。

2010年4月、ワシントン(アメリカ)において、47ヵ国と3国際機関が参加し、第1回の核セキュリティ・サミットが開催された。
以降2年毎に開催されている。

ニュースINDEX.2014年3月③
★政治・国際
『国際会議』

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