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ベトナムへの渡航・滞在者は注意を

2014年5月14日、外務省が、ベトナム・ホーチミン市、ビンズオン省で発生した反中国デモに伴う「注意喚起」を発表。

5月10、11日にベトナム・ホーチミン市内において、12、13日はビンズオン省において、中国に抗議するデモが発生。
特にビンズオン省においては、デモ隊の一部が暴徒化し、中国企業に対する破壊行為にとどまらず、その近隣の日系企業にも影響が。
(窓ガラス等が破壊されるなど)

そのため、ベトナム(特にホーチミンやビンズオン省)に渡航・滞在を予定している方、既に滞在中の方に対し、
・報道等より最新情報の入手に努める。
・大勢が騒いでいる場所には近づかない。
・デモや抗議活動に遭遇した場合は、速やかにその場から離れ、無用のトラブルに巻き込まれないようにする。
など、自らの安全確保のために、対策を講じるよう渡航情報を発表した。

【参考・南シナ海をめぐる問題】
南シナ海は、台湾、フィリピン、ブルネイ、マレーシア、インドネシア、ベトナム、中国に囲まれた海。
この南シナ海にある南沙諸島や西沙諸島については、周辺各国が領有権を主張、争っている。
(石油、天然ガスなどの資源確保のため)

特に近年、中国が勢力の拡大を始め、1995年、フィリピンが支配下に置いていた、南沙諸島のミスチーフ礁を実効支配。
(フィリピンがパトロールしていない台風時期を狙い、上陸。建造物を作り、支配した)
2011年に入ると、中国の探査船がフィリピンの領海内において、探査活動をくり返した。

2013年、フィリピンは南シナ海をめぐる中国との紛争に関し、国連海洋法条約に基づく仲裁手続を開始。
2014年3月30日、フィリピン政府は、申述書を仲裁裁判所(オランダ・ハーグ)に提出。

2014年5月、中国の国有石油会社が、一方的に南シナ海の西沙諸島近くの海域で掘削作業を始め、掘削に反対するベトナムと対立。
両国当局の船が、衝突をくり返す事態に。
*参考…外務省発表、フィリピンによる国連海洋法条約に基づく仲裁手続について

ニュースINDEX.2014年5月②
★社会・国際
『ベトナム』

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