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タイに戒厳令、注意を 2014年5月20日、外務省が、渡航情報：タイの戒厳令に伴う注意喚起を発表。 20日、タイで敷かれた戒厳令についての注意です。 ■渡航情報：タイの戒厳令 タイにおいては、反政府勢力と政府支持勢力の双方が、昨年来、首都バンコクなどで抗議活動を続けています。 こうした中、5月20日、陸軍がタイ全土に戒厳令を発令しました。 戒厳令下では、治安維持のため、様々な規制措置の可能性があります。 既に、放送の規制、政治デモ集会の制限が発表されています。 今後、在留邦人、旅行者にも、影響が及ぶ可能性もあります。 20日現在、以下の場所で、デモ集会が継続しています。 ・人民民主主義革命委員会（反政府勢力）…首相府、国連ビル至近のラーチャダムヌーン通り ・反独裁民主戦線（政府支持勢力）…バンコク都タウィーワッタナ区 タイに渡航・滞在を予定している方、既に滞在中の方は、自らの安全確保に務めてください。 ■タイ：戒厳令発出までの経緯 2013年11月、タクシン元首相の恩赦や帰国を可能とする大赦法案が、国会で強行可決されたことで、国民が反発。 インラック首相を支持しないグループが、半年間にわたり、反政府デモを繰り返しました。 2014年5月7日、タイ憲法裁判所が、インラック首相が3年前に行なった政府高官人事について、憲法に違反したものであると認定。 憲法裁判所の判決により、インラック氏は首相を失職しました。 その後、インラック氏を支持するグループと、支持しないグループの対立が激しくなり、タイ国内が混乱状態に陥りました。 この状況を受け、2014年5月20日、軍がタイの戒厳令法に基づき、戒厳令を発出しました。 |
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