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4日、スペイン首相と友好関係を確認

2014年5月4日(現地時間)、ヨーロッパ訪問中の安倍総理が、スペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラで、ラホイ・スペイン首相と首脳会談を行なった。

会談は両国の友好関係を確認するとともに、更なる強化を図ることで一致した。

【日本・スペイン首脳会談(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)

・安倍総理が、日本の「積極的平和主義」を説明。ラホイ首相はこれに対し理解を示した。
・防衛当局間の協力・交流強化で一致。
・ワーキング・ホリデー制度の導入に向け、交渉を加速させることで一致。
・中南米、アジアにおけるゲートウェイ(玄関口)として、お互い協力することが、両国の利益になるという点で一致。
・日本・EU経済連携協定(EPA)の早期妥結が必要、との認識で一致。
・ウクライナ、東アジア等の地域情勢について、意見交換を行なった。

【参考・スペイン】
ヨーロッパ南西部・イベリア半島の立憲君主制国家。
面積は、日本の約1.3倍。
人口は、約4千7百万人(2013年)
憲法で信仰の自由が保障されているが、国民の約75%はカトリック教徒。
1986年、ヨーロッパ共同体(EC)に加盟し、1999年からユーロを導入。

【参考・日本・EU経済連携協定(EPA)】
EPA(経済連携協定)は、物品の関税、制限的な通商規則、投資環境の整備や知的財産保護の強化など、通商上の障壁を取り除くための国際協定。
日本とEUは、2013年3月に行われた日本・EU首脳電話会談で、EPA交渉を開始するが決定し、以降、2014年4月までに5回の交渉が行なわれている。

【参考・EPA/FTA】
FTA(自由貿易協定)は、物品の関税、制限的な通商規則など、通商上の障壁を取り除くための国際協定。
EPA(経済連携協定)は、FTAで行っている内容に「投資環境の整備」や「知的財産保護の強化」などの加えた協定。

ところが近年、FTAが知的財産等の保護などの分野も取り扱うようになり、EPAとFTAは、内容が変わらない国際協定になった。
そのため、日本ではFTAとEPAを、同様のものとして取り扱っている。
なお、日本は、これまでにタイ、インドネシア、インド、シンガポール、メキシコ、マレーシア、チリ、ブルネイ、ASEAN、フィリピン、スイス、ベトナム、ペルーの13ヵ国とEPA/FTAを締結済み。

ニュースINDEX.2014年5月①
★政治・国際
『スペイン』

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