パプアニューギニアからLNG到着
2014年6月4日、千葉県富津市で、パプアニューギニアからのLNGタンカー到着式典が開催された。
(外務省から木原誠二外務大臣政務官が出席)
パプアニューギニアでLNGの生産が始まり、それを搭載したタンカーが、6月3日、東京電力・富津火力発電所に到着したことを記念して開かれたもの。
外務省によると、式典には、タンカーの到着に合わせて来日したオニール・パプアニューギニア首相、デュバン同石油エネルギー大臣、マラペ同金融大臣、LNG開発の事業主体であるエクソン・モービル、LNGの買主である東京電力の関係者が出席。
木原大臣政務官は、挨拶で、日本のエネルギー安全保障にとって重要な意義があるとともに、両国の経済関係を一層強化するものであると述べた。
なお、資源エネルギー庁によると、2014年4月に生産を開始したパプアニューギニアから、年間約330万トンのLNGが日本へ輸出される予定。
(日本の輸入量の約4%にあたる)
【液化天然ガス(LNG)】
気体である天然ガス(主成分はメタン)を、ー162℃以下に冷却して液体にしたもの。
輸送・貯蔵をし易くするための液体化で、体積は気体の約600分の1になる。
まず、採ガス井で地表へ取り出したガスから、不純物を除去。
つぎに、不純物を取り除いた天然ガスをー162℃以下に冷却し、液化する。
このため、LNGには、ガス井、パイプライン、液化プラント、LNGタンカー(専用タンカー)、受け入れ設備、気化設備など「LNGチェーン」と呼ばれる一連の設備が必要となる。
なお、日本の輸入量は8千3百万トン強(金額で約7兆円、2013年)。
主に、都市ガスと火力発電で使用される。
(日本では約30%が都市ガスに、約70%が火力発電等に使用)
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