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どうする、食品消費期限切れ問題

7月20日に発覚した中国・上海市の食品加工会社による食品消費期限切れ問題は、当該企業だけで無く、食品を扱う業界全体に波紋が広がり始めています。

食品消費期限切れ問題は、中国・上海の上海福喜食品が、製造した食肉加工食品において、消費期限切れの肉を使っていた問題。
      
この問題が発端となり、中国食品メーカーに対する信頼が失墜。
複数の企業が、中国食品の使用を取りやめたり、減らしていくことを発表しました。
今後も、この動きが続くと見られています。

また、関係者からは、日本当局(厚生労働省)の対応が問われる事態になっているとの見方もあります。
問題のある食品を水際で阻止できず、日本に輸入させた検査体制が問われるとの意見です。

【中国・上海福喜食品問題】
中国・上海の上海福喜食品が、製造した食肉加工食品において、消費期限切れの肉を使っていたなどの問題(食品消費期限切れ問題)。
    
上海福喜食品は、アメリカ食材卸大手・OSIグループ傘下の食品会社。

2014年7月20日、上海テレビが放送した潜入取材番組において、消費期限切れの肉の使用が明らかとなりました。
同社の工場では、素手で肉を扱ったり、半年も期限が過ぎ、青色に変色した肉をミンチにして使用していました。

放送後、上海市当局が立ち入り調査を行い、会社上層部の命令で組織的、且つ日常的に行われていたことが判明。
これを受け、上海市当局は同社を営業停止にしました。

日本では、日本マクドナルドとファミリーマートが、同社から食肉加工食品を輸入、使用していたことがわかり、問題となりました。

日本マクドナルドは、販売されているチキンナゲットの約2割が同社からのものであり、7月21日から、該当商品の販売を中止。
25日には、中国製チキンの調達を中止すると発表しました。

ファミリーマートも、同工場の食品を仕入れていたため、該当する商品の販売を中止しました。

■日本マクドナルド(7月22日発表)
7月20日夜、中国の一部メディアにおいて、マクドナルドのサプライヤーの一つである上海福喜食品が、使用期限切れの鶏肉を混入させたチキンマックナゲットを製造していたとの報道がございました。

日本マクドナルドは、上海福喜食品から、国内で使用するチキンマックナゲットの約2割を輸入しておりましたが、報道を把握した21日をもちまして、該当商品の販売を中止いたしました。

■ファミリーマート(7月22日発表)
このたびの上海福喜食品有限公司に関する報道を受け、ファミリーマートでは、同社が製造するガーリックナゲット、ポップコーンチキンの販売を中止いたしました。

ニュースINDEX.2014年8月①
★社会・国内
『食品』

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