冷やしキュウリ食中毒患者427人に
2014年8月8日、静岡市が、安倍川花火大会で発生した食中毒患者が427人(8日15時現在)になったと発表。
(時間の経過とともに、患者数が増加している)
うち、入院患者は104人。
また、溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症した患者が4人。
この食中毒事件は、7月26日に静岡市内で開催された安倍川花火大会において、露店で販売された「冷やしキュウリ」が原因食品。
病因物質は、腸管出血性大腸菌O157。
(O157…ベロ毒素と呼ばれている毒素を産生する大腸菌)
<溶血性尿毒症症候群>
腸管出血性大腸菌が産生する毒素等により、腎臓などの臓器に障害が起きる疾患。
(急性腎不全、溶血性貧血、血小板減少などを生じる疾患)
症状が進行すれば、脳症により、ケイレンや意識障害も。
腸管出血性大腸菌による食中毒は、喫食日から約2~7日後、下痢、発熱等の症状が生じる。
溶血性尿毒症症候群は、その後(下痢や発熱の出現後)4~10日程度経過したのちに、発症することが多い。
(発症率は、腸管出血性大腸菌による食中毒患者の1~10%程度)
|
|
|
|