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海外に渡航される方、安全確保に注意 ２０１５年１１月１６日、外務省が、パリで発生した同時テロ事件について、海外安全情報（広域情報）を発表。 １１月１３日夜（現地時間）、フランスの首都パリ１０区、１１区、パリ北部近郊の国立競技場において、銃撃・爆発事件が発生。 フランス政府の発表によれば、少なくとも１２９人が死亡、３００人以上が負傷した。 このテロ事件について、オランド仏大統領は、イスラム過激派組織ＩＳＩＬ（イラク・レバントのイスラム国）によるものとしており、フランス国内では警戒態勢を敷いています。 また、他の欧米各国も、テロへの警戒を高めています。 ２０１４年９月、ＩＳＩＬは、世界の（スンニ派）イスラム教徒に対して、アメリカ、フランス、オーストラリア、カナダをはじめとする対ＩＳＩＬ連合諸国を攻撃するよう声明を発出。 その後、ＩＳＩＬによるとみられるテロ事件が多発しています。 また、ＩＳＩＬは、今年１月から２月にかけて、シリアで日本人男性２人を殺害したほか、９月にはＩＳＩＬ機関誌において、ボスニア、マレーシア、インドネシアの日本大使館などを、攻撃対象の候補として言及したことがあります。 さらに、ＩＳＩＬとの関連は不明ですが、８月、バンコクで爆発事件、１０月、バングラデシュで邦人殺害事件などが発生しています。 今後、中東・アフリカ地域以外でも、同様の事件が発生する可能性は否定できません。 海外に渡航される方は、誘拐、脅迫、テロなどの不測の事態に巻き込まれることがないよう、安全確保に十分注意してください。 特に、テロの標的となりやすい場所（政府・軍・警察関係施設、欧米関連施設、公共交通機関、観光施設など）を訪れる際には、周囲の状況に注意を払ってください。 （不審な人物や状況を察知したら、速やかにその場を離れるなどの安全確保を） |
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