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ＡＰＥＣ首脳会議、閉幕 ２０１５年１１月１９日、フィリピン・マニラで、１８日から開催されていたＡＰＥＣ首脳会議が閉幕した。 （日本からは安倍総理が出席） 外務省によると、「包摂的な経済の構築、よりよい世界を目指して」というテーマの下、「地域経済統合の進展」、「中小企業の地域・世界市場への参画促進」、「人材開発への投資」、「持続可能かつ強靱な地域社会の構築」を中心に幅広い議論が行われ、終了後、ＡＰＥＣ首脳宣言が発出された。 【ＡＰＥＣ首脳宣言（概要）】 ＜経済総論＞ ・あらゆるテロ行為を強く非難する。 ・貧困の削減・撲滅のため、更なる努力を要請する。 ・貿易・投資のため、開かれた経済を構築することを再確認。 ・通貨の競争的な切り下げを回避し、あらゆる形態の保護主義に対抗することを確認。 ＜環境・災害＞ ・ＡＰＥＣ災害リスク削減枠組を歓迎し、採択する。 ・１２月に、パリで開催されるＣＯＰ２１の成功のため、合意する。 ・２０３０年までに、再生可能エネルギーの割合を倍増させるという目標を再確認する。 ・２０２０年までに森林面積を２０００万ヘクタール増加させるというシドニー宣言の目標を再確認する。 ＜交流・統合・次回＞ ・ＡＰＥＣ内の年間留学生１００万人という目標の達成を歓迎する。 ・ＡＰＥＣの経済統合に向けた手段として、アジア太平洋自由貿易圏（ＦＴＡＡＰ）の実現を再確認する。 ・全ての市民が質の高い成長から恩恵を受け、これに貢献することを確保する「ＡＰＥＣサービス協力枠組」を承認する。 ・ＡＰＥＣ基金に対する関係メンバーによる拠出、サブファンドの設置、途上国に対する訓練機会の提供に対し、謝意を表明する。 ・２０１６年のＡＰＥＣは、ペルーで開催する。 |
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