ダウェー開発、日本の参加が重要
2015年11月20日、マレーシア・クアラルンプールを訪問中の安倍総理が、同地でタイのプラユット・ジャンオーチャー首相と会談を行なった。
外務省によると、会談はテロ問題、ダウェー開発、TPP、南シナ海問題などについて話し合った。
【日本・タイ首脳会談(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)
・安倍総理が、テロについて、緊密に連携していきたいと発言。
・これに対し、プラユット首相がテロについては日本や国際社会と協力していきたい、日本の積極的平和主義を支持していると応じた。
・安倍総理が、ダウェー開発について、日本の関与を本格化したいと発言。
・これに対し、プラユット首相は、日本の参加が重要であると応じた。
・プラユット首相が、TPP参加への関心を表明。そのための情報提供を要請。
・これに対し、安倍総理がTPP参加への関心表明を歓迎する、協力していきたいと応じた。
・安倍総理が、南シナ海の安定確保は重要であり、「法の支配」の原則に基づく平和的解決が必要である、一方的な現状変更を懸念していると発言。
・これに対し、プラユット首相が、日本の南シナ海、北朝鮮に対する立場を支持すると応じた。南シナ海問題については国際的原則に沿った形で平和裏に解決されるべきであると発言。
*ダウェー開発…ミャンマー南部のダウェー経済特区開発。
ダウェーはインド洋に面した町で、タイ・バンコクの西300kmに位置し、マラッカ海峡を経由せずに、陸路で南シナ海とインド洋とを継ぐルート(南部回廊)の西の端にあたる。
大型船が接岸できる深海港と貨物ヤードを建設、後背地を工業地帯・経済特別区として開発する計画。
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