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ノーベル賞・授賞式、行われる

2015年12月10日(日本時間11日)、スウェーデン・ストックホルムで、ノーベル賞の授賞式が行われ、大村智・北里大特別栄誉教授が医学生理学賞を、梶田隆章・東京大宇宙線研究所長が物理学賞を受賞した。
      
これにより、日本人のノーベル賞・受賞者は22名となった。
(南部陽一郎氏と中村修二氏はアメリカ国籍。ノーベル財団の公式発表も2人についてはアメリカ人としている)
     
<大村智(おおむら さとし)>
山梨県韮崎市出身の80歳。
山梨大学を卒業後、都立高教諭に。
その後、北里研究所に勤務。
1975年、静岡県内のゴルフ場近くの土壌から、寄生虫や昆虫をまひさせる機能を持つ物質「エバーメクチン」を発見。
この物質の化学構造を改良し、米製薬大手メルクと動物向けの薬「イベルメクチン」を開発。
のちに、この薬は「オンコセルカ症」の治療薬として、非常に有効であることが判り、オンコセルカ症の治療薬としても使用されている。
      
*オンコセルカ症は線虫の幼虫が目に侵入して発症し、重症化すると失明を引き起こす。
     
<梶田隆章(かじた たかあき)>
日本の物理学者、天文学者。
埼玉県東松山市出身の56歳。
現在、東京大学宇宙線研究所所長。
       
埼玉大学理学部物理学科卒業後、東京大学大学院に進学。
その後、東京大学理学部助手に。
1999年、東京大学宇宙線研究所教授となり、2008年からは東京大学宇宙線研究所長を務めている。

ニュースINDEX.2015年12月③
★社会・国際
『ノーベル賞』

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