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笹子トンネル崩落事故、過失を認定

2015年12月22日、横浜地方裁判所は、笹子(ささご)トンネル崩落事故の損害賠償について、約4億4000万円の賠償を命じる判決を言い渡した。
    
この裁判は、崩落事故で死亡した5人の遺族が、中日本高速道路(トンネルの管理者)と中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京(点検を担当)に損害賠償を求め、訴えていたもの。
横浜地方裁判所は、打音検査などの有効な点検を行っていれば、事故を回避することができたとして会社側の過失を認め、約4億4000万円の賠償を命じた。

【笹子(ささご)トンネル崩落事故】
山梨県大月市と甲州市の間にあるトンネル。
(中央自動車道の大月JCTー勝沼IC間)
上下線が、別々のトンネルとなっている。
下りは4717m、上りは4784mで、ともに2車線。

2012年12月2日午前8時頃、笹子トンネル(上り線)の天井板が130メートルにわたり、崩落。
3台の車が崩落した天井板の下敷きとなり、9名が死亡した。
*天井板はコンクリート製で、トンネルの天井から鉄製の棒で吊り下げている。
*天井板1枚の大きさは5×2メートルで、重さ約1トン。
シークザジパング
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