12才アイドル事故、ヘリウムガスに注意
2015年2月5日、日本中毒情報センターが、「声が変わるヘリウムガス」に注意するよう呼びかけた。
2月4日、テレビ朝日が、番組収録中に発生したヘリウムガス事故を公表。
これを受けて、注意喚起した形。
なお、同センターによると、玩具に使用されたヘリウムガスを吸ったことによる事故相談が、2001年から2013年3月までに32件寄せられているとのこと。
うち、16件の事故では、意識消失、嘔吐、顔面蒼白、気分不良などの症状が出ている。
【テレビ朝日・ヘリウムガス事故】
2015年2月4日にテレビ朝日が記者会見を開き、公表したヘリウムガスによる事故。
2015年1月28日、テレビ朝日の番組収録中に、アイドルグループ「3B junior」のメンバー(12才の少女)が、「声が変わるヘリウムガス」を吸い込み、意識不明の状態に陥った。
(番組の企画で、声を変えるゲームを行なった)
病院での診断は、脳の血管に空気が入って血流が妨げられる「脳空気塞栓症」。
回復の兆しはあるものの、4日現在も意識は十分に戻っていない。
事故原因は、「大人用」のヘリウムガスを吸ったため。
(使われたパーティーグッズには、「大人用」と記載されていた)
*事故内容等はテレビ局側の説明。今後、捜査当局等の調査により、内容が変わってくることもあります。
<日本中毒情報センター>
厚生労働省所管の公益財団法人。
所在地は、茨城県つくば市天久保1丁目1番地1。
化学物質等に起因する急性中毒等に対する啓発、情報提供を目的に設立された財団。
2012年、財団法人から公益財団法人に移行。
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