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第7回太平洋・島サミット、閉幕

2015年5月23日、22日から福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズにおいて開かれていた第7回太平洋・島サミットが閉幕した。

今回のサミットは、「共に創る豊かな未来」というキャッチフレーズの下、日本、島嶼14ヵ国を含む17ヵ国の首脳等が参加した。

外務省によると、今後3年間、防災、気候変動、環境、人的交流、持続可能な開発、海洋・漁業、貿易・投資・観光の7つの分野を中心に協力を進めることが決定した。
また、サミットの成果は、「福島・いわき宣言」として採択された。

日本は、このサミットにおいて、今後3年間で550億円以上の支援を提供するとともに、4000人の人づくり・交流支援を表明した。

【第7回太平洋・島サミット「福島・いわき宣言」(概要)】
(福島・いわき宣言をまとめたものです)
<サミットについて>
・島サミットの重要性を確認。
・日本の太平洋島嶼国外交の新たなビジョンを支持。
・防災、気候変動、環境、人的交流、持続可能な開発、海洋・漁業、貿易・投資・観光の分野での協力の推進する。
・日本は今後3年間で550億円以上の支援、4000人の人づくり・交流支援を表明。

<防災、気候変動・環境について>
・防災のための協力を確認。
・強靱なインフラ整備、太平洋災害早期警報システム、太平洋自然災害リスク保険プログラムなどを組み合わせた包括的な支援を実施する。
・「世界津波の日」制定を支持する。
・気候変動枠組条約・第21回締約国会合(COP21)に向けた協力を確認。
・太平洋気候変動センターの整備、包括的な気候変動対策支援を実施する。

<経済・開発・人的交流について>
・人的交流を促進する。
・質の高いインフラを整備する。
・将来を担う若手の人材育成プログラムを実施する。
・漁業分野での協力を進める。
・国際法の原則に基づく海洋秩序を維持する。
・ビジネス交流を促進する。
・観光促進のため協力する。太平洋島嶼国観光大臣会合を開催する。

<その他>
・戦没者遺骨の迅速な収容のため協力する。
・地域の不発弾処理への取組を歓迎する。
・安保理改革に向け、協力する。
・日本の国際協調主義に基づく「積極的平和主義」を支持する。
・第8回太平洋・島サミットに向け、2016年に中間閣僚会合を開催する。

ニュースINDEX.2015年5月⑤
★政治・国際
『太平洋・島サミット』
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