23回・日本EU定期首脳協議、開催
2015年5月29日、総理官邸で、第23回・日本EU定期首脳協議が開催された。
日本側からは安倍総理、岸田外務大臣、林農林水産大臣、宮沢経済産業大臣が、EU側からはドナルド・トゥスク欧州理事会議長、ジャン=クロード・ユンカー欧州委員会委員長、フェデリカ・モゲリーニ欧州連合外務・安全保障政策上級代表、セシリア・マルムストローム欧州委員会貿易担当委員が出席。
外務省によると、会談は安全保障、経済、科学分野や国際問題などについて話し合い、多くの課題で意見が一致した。
【第23回・日本EU定期首脳協議(概要)】
(外務省発表をまとめたものです)
<安全保障分野について>
・安倍総理が国会に提出した「平和安全法制」について説明。EU側が積極的平和主義に基づく日本の取組に対し、支持・賛同を表明した。
・ニジェール、マリにおける日本とEUの連携、ソマリア沖・海賊対策のための共同訓練を歓迎するとともに、連携を一層進めていくことで一致した。
<経済・科学分野について>
・日本EU・EPAについて、本年中の大筋合意を目指し、交渉を加速させていくことで一致した。
・海洋、宇宙、サイバー等のグローバルコモンズ、人道支援の分野でも協力を深めることで一致した。
・科学技術分野で一層の協力を進めることを確認、新たな戦略的パートナーシップに向けた共同ビジョンの採択、次世代通信ネットワークに関する共同宣言を歓迎。
<国際問題について>
・気候変動問題、国際テロ対策などにおいても、協力、連携を進めることで一致した。
・イラン情勢に関し、最終合意の形成に向け、引き続き緊密に連携することで一致した。
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