くにゅーニュース(Qnewニュース)
Qnewニュース・ホーム
明治日本の産業革命遺産、世界遺産に

2015年7月5日、外務省は、ドイツ・ボンで開催されている第39回ユネスコ世界遺産委員会において、「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」が、世界遺産一覧表に記載されることが決定したと発表。

明治日本の産業革命遺産は、8つのエリア、23件の構成資産からなる、19世紀後半から20世紀初頭にかけての産業遺産。

これにより、日本の世界遺産は19件(文化遺産15、自然遺産4)となった。
なお、世界遺産一覧表への正式な記載日は、世界遺産委員会の審議最終日である7月8日になる見込み。

【明治日本の産業革命遺産】
19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本が半世紀で産業国家に変貌した過程を時間軸に沿って示したものであり、九州・山口などの各地域に所在する複数の産業遺産(製鉄・鉄鋼、造船、石炭)を一つの「群」としてまとめたもの。
8つのエリア、23件の構成資産からなる。

<萩エリア(山口県)>
■萩反射炉、恵美須ヶ鼻造船所跡、萩城下町、大板山たたら製鉄遺跡、松下村塾(萩市)

<鹿児島エリア>
■旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝(鹿児島市)

<佐賀エリア>
■三重津海軍所跡(佐賀市)

<韮山エリア(静岡県)>
■韮山反射炉(伊豆の国市)

<釜石エリア(岩手県)>
■橋野高炉跡・高炉跡(釜石市)

<長崎エリア>
■小菅修船場跡、第三船渠、ジャイアント・カンチレバークレーン、旧木型場、占勝閣、高島炭坑、端島炭坑(軍艦島)、旧グラバー住宅(長崎市)

<三池エリア(福岡県、熊本県)>
■三池炭鉱・三池港(福岡県大牟田市、熊本県荒尾市)、三角西港(宇城市)

<八幡エリア(福岡県)>
■官営八幡製鐵所(北九州市)、遠賀川水源地ポンプ室(中間市)

ニュースINDEX.2015年7月②
★社会・国際
『世界遺産』

Qnewニュース