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サイパン島、引き続き、注意を

2015年8月20日、外務省が、サイパン島の台風被害について、渡航情報・スポット情報を発表。

8月2日夜、サイパン島を通過した台風13号により、同島全域で、多数の電柱倒壊、倒木、家屋損壊、燃料貯蔵タンク損傷など、甚大な被害が発生しました。
              
懸命の復旧作業が続いていますが、8月19日現在も、電気、水道などは正確な復旧の目途が立っていません。
サイパン島へ渡航を予定されている方は、引き続き、注意を。
    
【復旧状況(8月19日現在)】
<空港>
17日から通常運航に戻りました。
    
<電気・通信>
公立病院への電力供給は開始されましたが,それ以外は自家発電機がある場所でのみ電気が使える状態。
島内中のほとんどの信号機が停止しており、警察官による交通整理もされていないため、交差点は十分注意して通過する必要があります。
電話・インターネットは、接続が不安定ではありますが、使用は可能です。
         
<水道水>
いくつかの地域で時間制により配水が開始されましたが、浄化されていないため殺菌消毒が必要となっています。
なお、米国政府の援助により島内数カ所で水の配給を行い、住民への配水手段を確保していますが、全く水が出ない地域も多く、シャワーやトイレに使う水が不足しており、深刻な問題となっています。
       
<店舗・施設>
スーパーマーケットでは、ペットボトル入りの飲料水や食料品の購入が可能です。
ガソリンなどの燃料の供給・販売は正常化しており、長蛇の列も解消されています。
医療施設については、通常通りの受付を行っています。
銀行は、営業時間を短縮して、業務を行っています。
           
【観光客の受入状況】
大手ホテルは、自家発電機を備えており、水道、エアコンなどに問題なく、通常の滞在が可能となっています。
ただし、営業規模を縮小したりするホテルも少なくありませんので、十分に確認する必要があります。
ホテル以外のレストランは、閉店しているところが多くあります。
営業中のレストランでは、問題なく食事できますが、水や氷の提供を控えている場所もあります。
          
【今後の状況】
8月19日現在、電気・水道等インフラ関係については、被害の大きさにより正確な復旧の目途は立っていません。

ニュースINDEX.2015年8月⑤
★社会・国際
『サイパン』

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