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ロシア首相の北方領土訪問に遺憾

2015年8月22日、外務省が、メドヴェージェフ・ロシア首相の北方領土訪問について、外務大臣談話を発表。
      
同日、ドミトリー・アナトリエヴィッチ・メドヴェージェフ・ロシア首相が、北方四島のひとつ「択捉島」を訪問したことを受けて、これを遺憾する談話。
      
*北方領土問題…第二次世界大戦の末期、日本がポツダム宣言を受諾し、降伏の意図を明確に表明したあと、ソ連軍が北方四島に侵攻。日本人島民を強制的に追い出し、北方四島を不法占拠したこと。それ以降、ソ連が崩壊しロシアに変わったあとも、北方四島の不法占拠を続けている。
        
【外務大臣談話・露首相の北方領土訪問について】
22日、ドミトリー・アナトリエヴィッチ・メドヴェージェフ・ロシア首相が、択捉島を訪問したとの報に接しました。
         
択捉島は日本の固有の領土であり、このような訪問は北方四島に関する日本の立場と相容れず、また日本国民の感情を傷つけるものであり、極めて遺憾です。
          
戦後、サンフランシスコ平和条約に参加しなかったソ連/ロシアとの間には、70年を経た現在でも、領土問題が未解決であり、平和条約の締結のための交渉が行われています。
そうした状況の中、また、現下の国際情勢にかんがみても、ロシアの首相が四島を訪問したことは、日露関係に資するものでは到底ありません。
          
ロシア側が北方四島をめぐり、一方的な動きを繰り返している状況を日本としては懸念しており、ロシア側には、平和条約締結問題を含め、今後の日露関係の前進のために建設的な対応を強く求めていきます。

ニュースINDEX.2015年8月⑤
★政治・国際
『ロシア』

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