9月のFOMC、利上げを見送る
2015年9月17日(現地時間)、FRB・連邦公開市場委員会(FOMC)で、ゼロ金利政策の維持が決まった。
また、委員会終了後の声明では、アメリカの経済活動について、「適度なペースで拡大している」とした。
なお、昨年10月のQE3(アメリカの量的緩和政策)終了後、焦点は「政策金利の引き上げ」がいつ行われるかに移っている。
次回のFOMCは、10月27日、28日に開催される。
【FOMC声明・概要(2015年9月17日)】
<現状について>
・経済活動は、適度なペースで拡大している。
・労働市場は、仕事の増加と失業率低下により、改善を続けている。
・家計消費と設備投資は、適度に伸びている。
・住宅部門は、更に改善している。
・純輸出は軟調だった。
・インフレ率は、エネルギー価格の下落を反映して低いが、長期的なインフレ期待は安定している。
<金融政策について>
・引き続き、雇用最大化の促進と、2%のインフレ目標に近づけていく。
・雇用最大化と物価の安定に向けた歩みをサポートするため、現在のゼロ金利政策の維持を決めた。
・金利引き上げは、労働市場の状況、インフレ、インフレ期待と国際金融情勢など、幅広い情報を考慮し決める。
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