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サウジ、イランとの外交関係を断絶

2016年1月3日(現地時間)、サウジアラビアのジュベイル外相が記者会見を開き、イランとの外交関係を断絶すると発表。
サウジアラビアにいるイラン外交官に対し、48時間以内の国外退去を命じた。
     
2日に、イラン・テヘランのサウジアラビア大使館が襲撃されたことを受けての対抗処置。
    
<サウジアラビア・イラン、外交関係断絶経緯>
2016年1月2日、サウジアラビア内務省が、イスラム教・シーア派の宗教指導者・ニムル師ら47人を処刑したと発表。
ニムル師は、サウジアラビアでテロ活動を行なったとして、死刑判決を受けていた。
         
この発表を受け、イスラム教・シーア派が反発。
イランの首都・テヘランでは、サウジアラビア大使館が民衆により襲撃を受けた。
       
大使館襲撃事件を受け、2016年1月3日、サウジアラビアのジュベイル外相が、イランとの外交関係を断絶すると発表。
サウジアラビアにいるイラン外交官に対し、48時間以内に国外退去するよう命じた。
      
*イスラム教は大きく分けて、2つの宗派(スンナ派とシーア派)に分かれる。
スンナ派は、預言者ムハンマドのスンナ(慣例)に従う宗派で、イスラム教徒の約9割を占める。
シーア派は、7世紀のカリフ(指導者)であったシーア=アリーを支持する宗派で、アリーの子孫のみを指導者としている。イスラム教徒の約1割だが、イランでは9割、イラクでは6割の国民がシーア派に属する。

ニュースINDEX.2016年1月①
★政治・国際
『サウジアラビア・中東』
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