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ILC委員、村瀬名誉教授、再選

2016年11月4日、国連総会(ニューヨーク)で国際法委員会・委員選挙が行われ、日本の村瀬信也・上智大学名誉教授が再選した。
   
国際法委員会(ILC)は、国際法の漸進的な発達と、法典化の促進を目的とした国連総会の機関。
これまでに、外交・領事関係ウィーン条約、海洋法(領海条約、公海条約、大陸棚条約、漁業資源保存条約)、条約法条約、国際刑事裁判所規程、国連国家免除条約などの草案を起草している。
1947年、国連総会によって設立され、34名の委員(任期5年)によって構成される。
       
外務省によると、今回の委員選挙では、アジア・太平洋グループの割当議席7名に対し、10名が立候補、激戦となった。
村瀬名誉教授は148票(有効投票数191票)を獲得し、委員に再選された。
     
村瀬名誉教授は、2009年の補欠選挙で委員に選出されて以降、ILC委員を務めており、現在は大気の保護に関する特別報告者として活躍している。
また、国際法の各分野が専門性を増し、断片化しつつあることについて、一般国際法上の諸原則・諸規則の一貫性を確保する役割を果たすべきであるとし、ILCの役割の再定義・活性化を主張しています。

ニュースINDEX.2016年11月②
★政治・国際
『国際機関』

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