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安倍総理、トランプ氏に祝辞

2016年11月9日、安倍総理が、アメリカ大統領選挙で勝利したドナルド・トランプ氏宛てに、祝辞を送信した。
     
祝辞の中で、安倍総理は祝意を表すとともに、緊密に協力し、日米同盟の絆を一層強固にしていきたいと伝えた。
     
<トランプ次期大統領への祝辞>
この度、アメリカ合衆国次期大統領に選出されたことに心から祝意を表します。
トランプ次期大統領は、その類い希なる能力により、ビジネスで大きな成功を収められ、米国経済に多大な貢献をされただけでなく、強いリーダーとして米国を導こうとされています。
        
世界経済の原動力であるアジア太平洋地域の安定は、米国に平和と繁栄をもたらすものです。
日米両国は、自由、民主主義、基本的人権、法の支配といった普遍的価値の絆で固く結ばれた、揺るぎない同盟国です。
       
トランプ次期大統領と緊密に協力し、日米同盟の絆を一層強固にするとともに、アジア太平洋地域の平和と繁栄を確保するために、日米両国で主導的役割を果たしていくことを、心から楽しみにしています。
        
21世紀においては、日米同盟は、国際社会が直面する課題に互いに協力して貢献していく「希望の同盟」であり、トランプ次期大統領と手を携えて、世界の直面する諸課題に共に取り組んでいきたいと思います。
        
トランプ次期大統領のますますの御健勝と御成功を心より祈念いたします。
       
<2016アメリカ大統領選挙>
2016年のアメリカ大統領選挙は、共和党・大統領候補のドナルド・トランプ氏と、民主党・大統領候補のヒラリー・クリントン前国務長官との間で、激しい選挙戦となった。
      
2016年11月8日に投票が行われ、即日開票の結果、トランプ氏が勝敗を分けると見られていたフロリダ州、オハイオ州、ノースカロライナ州を制し、獲得した選挙人は当選に必要な過半数(270人)を超えた。
11月9日、ニューヨークで勝利宣言を行なったトランプ氏が、クリントン氏から、祝福の電話を受けたことを明らかにした。
これにより、トランプのアメリカ大統領の勝利が決まった。
(大統領選挙はライバル候補が敗北を認めることで終了する)
     
トランプ氏は、1946年生まれ。
アメリカの実業家で、不動産王として有名。
不法移民を強制退去させる、イスラム教徒の入国を禁じるなどの発言を行い、また、偉大なアメリカを取り戻すと国民に呼び掛け、高い支持を得た。
      
2016年7月21日、アメリカ・オハイオ州クリーブランドでの共和党大会で、共和党の大統領候補に選出され、大統領候補・指名受諾演説では、アメリカ第一(アメリカ・ファースト)を訴え、アメリカの国益を最優先にする方針を示した。

ニュースINDEX.2016年11月②
★政治・国際
『アメリカ』


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